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Sigma 24mm F1.4 DG HSM Art とSd Quattro h

Sigma 24mm F1.4 DG HSM Artは、24mmの広角でF1.4という明るいレンズ。F1.4のレンズはいくつか持ってるけど、全部50mmなので、当たり前だけど使い勝手が全然違う。

このレンズとSd quattro h(以下、クアトロ)の組み合わせが良すぎて、嗜好がフィルムカメラからデジカメへ少し戻りつつある。自分が持ってる24-105mm Artレンズは画質的にどうもイマイチで(Artレンズなので期待値が高すぎるだけで、普通に綺麗に撮れるけど)、広角での撮影にはオールドレンズのFlectogon35mmを活用してたんだけど、流石に遠景となると荒さが少し気になる。その点、このレンズは遠景でも隅まで綺麗に写るし、なんと言っても開放1.4の画質よ。レンズ性能比較サイトでも開放の画質が褒められてたけど、本当に綺麗に写る。

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これ、F1.4。よく撮れてる。ただ、ピント面が薄いので、何にピントを合わせるかちゃんと考えないと、ただのぼやっとした写真になる。


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休憩中のヤブ蚊。これもF1.4。接写もいけるので、虫の撮影も楽しい。シャッタースピードが稼げるので、被写体ブレもある程度は防げる。でもピント面薄なので、ちゃんと狙ったところにピントが合うかどうかは腕次第。まあデジタルなので、連写で撮りまくれば良いのか。


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こちらもF1.4。花の中心以外はボケてる。花弁に結構フリンジが発生してたので処理。


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こちらは同じ花のF8.0。もちろん、開放だけじゃなくて、絞ればさらに解像度が上がる。このくらいの絞りが解像度的には丁度いいのかな?


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こちらもF8.0。写真の出来は置いといて、うーん、綺麗に撮れてる。


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F1.4だと、背景がこのくらいボケる。なので、背景が多少ごちゃごちゃしてても大丈夫。ボケが隠してくれます。


画質以外でも自分が気に入っている点を羅列してみます。

①開放F値が1.4なので、高感度撮影が出来ないクアトロでも(自分の感覚だと、Iso200まで。フォビオン、泣ける。)、薄暗い場所での手持ち撮影が出来る。これ、ほんとに嬉しい。この感覚は、フォビオンセンサーを使ってる人じゃないと分からないと思う。dp0 Quattroも大好きなカメラなんだけど、開放がF4なのが本当に惜しい。薄暗いフォビオン画像が好きな自分としては、F4はちと辛い。まあ、三脚を使えばいいんだけどね。

②レンズの最短撮影距離が25cmなので、かなり寄って撮影が出来る。これはイメージセンサーからの距離なので、レンズ先端から結構ギリまで寄れます。虫とか花とか撮るのに便利。

③広角は背景の配置が難しいけど、開放で撮ると背景がかなりボケるので、撮りたい物だけ上手く強調された写真が簡単に撮れる。

では、ダメな点。
①でかい。重い。これは、カメラ本体も。
あの、ミラーレス、ですよね?
②ピント合わせが遅い。自分は普段、フィルムカメラのマニュアルレンズばっかり使ってるからそれほど気にならないけど、他社のデジカメに慣れた人は、イライラするんじゃないだろうか。

総合的には、素晴らしいレンズだと思います。クアトロとの組み合わせも、シグマのデジカメに耐性がある(我慢強い)人にはおすすめ。


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