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焦り

ふと、自分に対して「なにをそんなに焦っているんだ」と感じてスンッとなるときがある。

手近にあるぬいぐるみを抱えて、なんとも言えない甘い香りを吸い、落ち着く。


直近の仕事が、どうにも小難しい、どれだけ尽くしても急に気分を変えて怒り出す彼女みたいな厄介さがあり、ほとほと参っている。

というかここ数ヶ月、それにメンタルが振り回されていて、急降下しては急上昇を繰り返す躁鬱状態で、その乱高下そのものにも参っている。

もともと、気分の浮き沈みが激しいタイプ(少なくとも仕事のパフォーマンスにおいて)なので、その案件ばかりが理由ではない気がするが、
まぁともかく体感、ボロボロな状態が続いてる。


誕生日やらご報告などで、たぶん先週末は気分が上げに上がっていた。急上昇だ。
そこからの昨日、今日と、案件からプレッシャー爆弾をずどんと2発くらい、急下降をはじめた。

これはまずいと、ふとタスクを整理して「あれ、意外となんとかなるのか?」と冷静になってきて、今。


いわゆる気分が落ちているときは、だいたい何か悲しい、つらい事象に動揺し「どうしようどうしよう」とパニックになっているか、パニックから逃避しようと気力のスイッチを自分でストンと落として虚無になっているか、僕の場合はどちらかだ。
虚無に陥ると復帰までが長くて困っている。

いまは冷静なので、どちらでもない。気分はフラット、0、無だ。
そんな状態でパニックになっていた30分前の自分を見つめて、思案していた。

喉元過ぎれば熱さを忘れる、という言葉があるように、パニックを過ぎた僕はもう「なにで」自分がパニックになっていたのかイマイチぴんとこない。ピンとこないが、だいたい、自分は多くのタスクを背負ってしまうときパニックになる。
同時に多くのことに気を配り、意識を張り詰めすぎるのだ。

1つずつ、自分の身体も、脳みそも一つだけなのだから、できることは1つずつだとわかっているのに。

あれやこれやと心配して、心の中の飛脚たちが走り回っていやがる。


こうして、あまこちの内側で起きたことを言葉にぽたぽたと落とし込むことで、気持ちが穏やかになっていく感覚がある。

結局読んでくれているみんなには、僕の仕事が何で、どうつらいのか全く伝えられなかったが、
まぁ、穏やかになってしまったので良しとする。


文章、あるいは会話というの不思議なもので、「頑張ってこれ伝えるんだ!」と意気込んでも、思わぬ方向に話が転がっていき「なんだか思ったのと違う…でもなんかスッキリしたし!いいか!」という着地をしたりする。

今日の僕もそうだ。

いや、というか、「本当に伝えたいこと」というのは「伝えるんだ!」と意識しなくても言外に伝わったり、自然と言葉にまとまったりするものな気がする。

僕はいつも「なんか…書いてるうちに疲れてきちゃってぇ…もう面倒でぇ…終わるねぇ」みたいなブログを書いてしまうことに悩んでいるが、
それでも例えば、前回のような「伝えるべきこと」は伝えられている。

そもそもブログに向き合う心理状態とか、そもそもの話題チョイスとか、いろいろ要因はありそうだが、
ともかく僕は別に「書こうと思ったのが書けない」のではなく
「書いてるうちに自然と言いたいこと出ちゃった、もう満足だな」という状態なのかも、とふと思った。

なんか仕事でストレスだよ!
でも今は落ち着いたよ!

要するにそれだけだ。

ただの近況報告。

でもだからって、2行で終わらせたくない。
そんな男の、日記だったよここは。そういえば。


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