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【編集長コラム】1993年のトウカイテイオー

 2021年に発刊した『名馬堂々。』が多くの皆さまに読んでいただけたことで、その続編を出すことができました。

 1980年の創刊以来、小誌は数多くの競馬記事を掲載しましたが、そのなかから2号とも〝精鋭〟を選び抜いています。前号が出たときは他部署にいたのですが、過去に自分が担当した競馬記事のなかで最も思い出深い<サイレンススズカ「理想のサラブレッドに見た夢」>が載っていて、とても嬉しかったことを覚えています。

 今号は記事のセレクトをデスクのT君がやってくれたのですが、学生時代に読んで「Numberで仕事がしたい」と思うきっかけとなった<トウカイテイオー「誇り高き選択。」>が入っていて、やはり嬉しかったです。トウカイテイオー関係者たちの復活への強い意志と情熱が伝わってくる記事ですが、あらためて読むと、その後の有馬記念での〝奇跡の復活〟を予言しているかのようにも思えて、また違った魅力を感じました。

中村毅/Number編集長


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