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平成中村座 裏方さんたちの貴重なお話 -中村七之助のラジのすけ-

2023年6月3日放送の「Sky presents 中村七之助のラジのすけ」は、平成中村座に携わる裏方の方々のお話、裏方談義ことウラダンの特別編でした。

普段知ることの少ない裏方さんやお弟子さんのお話です。これまで何度も聴きかえしたのですが、せっかくなので、いくつか印象に残ったところを書き留めることにしました。

↑ なぜかセンシティブになっていますが、お城を背景に皆さんが並んでおられる写真です。

お茶子の木村さん

姫路のお客様は、見た目すっごい静かな感じなんですけど、下の方からぐぐぐぐぐっと熱いパッションを出していらっしゃるお客様が多くて、満面の笑みで静か―に、にこにこ入場していらっしゃるのが全然違いますね。
(七之助:関西地方でばーんと爆発するというよりも、ちょっと秘めた?)
奥の方からぐぐぐぐっていう感じが、まったく違います。こんなに感じることはなかったです。

BAR Shioのオーナー高塩さん

平成中村座いくつかやらせていただいてますけど、姫路は非常にいい感触をいただいてます。
(七之助:記録です)
(ヒロド:それはなんでですかねー?)
平成中村座を楽しみに来てるお客様の熱い気持ちがすごく感じますね。
(七之助:もちろん浅草でもみんなそうなんだけど、なぜかこの姫路は、お城のパワーかね?)
特別感がすごい。
(七之助:すっごい具体的に言っていい? 浅草で1か月売れたタンブラーの数が、なんと姫路に来て、7日で全部なくなりました)

中村山左衛門さん

このね、天守物語っていうね、これ初めての感動ですよ。中村座でこういう質感、ないね。感覚のね、感動を覚えましたよ。

中村いてうさん

玉三郎さんが幹事室を作ったっていう。揚幕で見られてたじゃないですか。あれは中村座史上、初めてのことですね。大体あっちの方、補助いすで見るんですけども、あそこの空間の中で見てらっしゃるのは。
(七之助:カーテンコールに2日間出たのは。これはなかなか。うちの父親がいくら誘ってもちょっとあれだったんですけども。今回初めて。ちょっと事件は事件でしたね)

澤村國久さん

中村座が、とにかく一番は天守物語を、玉三郎さんの演出を、一緒に舞台に立たせてもらったことが。だって想像がつかなかったじゃないですか。中村座に天守物語という雰囲気がのるのかっていう。それがのったっていうのが鳥肌立ちましたもんね。感動します、毎日。


皆さんのお話を聴くだけで、あの日の興奮と感動がよみがえってきます。

なかでも、中村座に天守物語の雰囲気がのるか想像がつかないというのは興味深いです。有識者の方の見解をお聞きしたいところ。


「これまで舞台が忙しくて、メディアに出てこなかった人たちに話を聞きたかったんです。僕たちの舞台は、色んな方々に支えていただくことで役を演じられて、拍手声援をいただくもの。それを忘れちゃダメだな、と。リスナーの皆さんも、裏方の仕事内容をちょっと深掘りして知りたいんじゃないかな。総合芸術であることを改めて感じてもらえるだろうし」

https://bunshun.jp/articles/-/50096?page=4

ウラダンは七之助さんのこんな思いで始まったのだそうです。

他にも興味深いお話がたくさん。
こちらに聴き逃し配信がアップされていますので、ぜひお聴きください。


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