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Outlookのオートコンプリート機能の無効化(Outlook for Macではできない)

ヒューマンエラーによる情報漏えいで起こりやすいのが「メールの誤送信」。添付ファイルを誤って送ってしまった、違う宛先の送ってしまったなどちょっとしたミスで起こるインシデントです。

先日「業務用のPCで、WindowsではなくMacという選択肢」という記事の中で、「法人でMacを導入する際の障壁」についていくつか列挙しました。

1. セットアップ大変問題
2. ファイルサーバーのパス問題(スラッシュ・バックスラッシュ問題)
3. PowerPointの印刷問題
4. まさかのInternet Explorerしか対応していないサイトがある

またMacを選択できるようになった良いところとして「Mac版のOfficeアプリも、今や全く問題なく動きます(これが大きい)」とも言及しました。しかし「メールの誤送信」という観点で、Windows版Officeアプリにあって、Mac版Officeアプリに無い機能があります。それがOutlookの「オートコンプリート機能の無効化」です。

履歴をもとに、これまでメール送った人のアドレス候補を自動表示してくれます。これが日本人によくある名字だと大変、あの「伊藤さん」に送るつもりが、この「伊藤さん」に送ってしまったなどというインシデントにつながりやすくなるのです。

Macでは「Contacts and recent addresses」と言うようです。この機能を無効化するものはなく、以下MSのヘルプサイトでも「最近使用したアドレスから削除するエントリを含む最新のアドレスの右側にあるXをクリックします。」と一つずつ削除する必要があるとのこと。

たかが1通のメールの誤送信、されど・・・です。オートコンプリート機能を無効化していても、やってしまう時はやってしまいます。しかしそのリスクを少しでも下げるのがオートコンプリート機能です。残念ながら実装されていない「Mac版オートコンプリート機能」の無効化。実装して欲しいものです。

追伸:そもそもiOS版Outlookにも実装されていないです。この手の悩みはシステム担当者には尽きないもの。。

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