見出し画像

EvernoteとNotionの併用を決定

昨年から「Notion」というEvernote・カレンダー・Trelloを「がっちゃんこ」したような素晴らしいツールに出会い、EvernoteからNotionに移行しました。

しばらくして、Notionのイケてないところがあり、2020年1月にEvernoteのプレミアムプランに再登録しました。

しかしNotionのイケてない機能がバージョンアップし、それが改良。再びNotionに戻ることになりました(その間、わずか3日間・・・)。

ただNotionに移行してからも、2014年からEvernoteにさまざまなメモ、議事録、考えを突っ込んできた私は、どうしてもEvernoteの動向が気になっていました。すでに言われていますが、Evernoteはノート数が多いと動作が重くなったり、OSごとにアプリケーション上で利用できる機能に差があるなど、いち早く市場にプロダクトを投入してきた先行者ならではの悩みを多く抱えていました。そして、確かにこの悩みはユーザーが利用していく上での悩みでもあります。

しかし、今回のバージョンアップでEvernoteのiOS・Mac・Win版がリニューアル。これまでプラットフォームによりバラバラだった機能・UIを統一する大型アップデートが行われました。

この大型アップデートについて倉下さんのNoteの記事に非常に共感を覚えました。

もう一つには、今回のメジャーアップデートでは、大きな機能追加はなかった、ということです。この点は、さらに評価できます。
(中略)今回のバージョンアップはこれから5年、10年を見据えた施策と言えるでしょう。そういう「地味な」施策に経営資源を集中させる選択をしたCEOには、個人的な敬意を覚えます。なかなかできる判断ではありません。

この数年間、機能追加をほとんど行っていなかったEvernote。しかし気軽にメモを書く、Webページのクリップを保存、書類の保存、これらを「いざというときに」パワフルな検索で引っ張り出すことができるのがEvernoteの強みです。

一方でNotionは非常に優れたエディタで(この辺りはEvernoteも真似してほしい)物事をまとめるのに長けています。しかしNotionは、ノートを階層化して利用するイメージなので、作成したノートを一覧で、横断的に管理するのはなかなか難しいように思えます。

Evernoteはノートブックにあるノートも「タグ」付することで、異なるノートブックにあるノートを横断的に把握できます。例えば、「このノートに記録したことを来週まとめて上司に確認しよう」という場合に「上司確認」タグをセットして、且つリマインダー設定をしておくなんてこともできますが、残念ながらNotionにはできません(リマインダー機能はありますが、ワンクリックで確認したいノート、情報を抽出ができない)。

とはいえ、Notionは自分専用のWiki。Evernoteにはないパワフルなエディタがあるので、今後の活用方針としては「とにかく情報のインプットはEvernote、その中から特にまとめておきたい情報はNotion」といった形で使い分けていこうと思っています。

Evernoteのアップデートが発表されてから数日間、どちらかにまとめられないか試行錯誤しましたが、そもそもコンセプトが異なる両者(NotionはEvernoteも食ってやろうという感じですが)、一本化は難しいのは当たり前。そしてEvernote登録から6年以上の「ファン」としては、Evernoteにも頑張ってほしいという「感情」からEvernote&Notionの両刀遣いをはじめようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?