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トレニックワールドin彩の国100mile(前編)

2024年5月18〜19日、野山を走るトレイルランニングの大会、トレニックワールドin彩の国の100マイル部門に出場してきた。

埼玉県越生町を発着点として、ノース、サウス1、サウス2というエリアを周る、距離163km累積標高10000m超のコースで、制限時間は35時間。
例年完走率が低く、国内最難関のレースのひとつといわれている。
一昨年に同じレースの100km部門に出場し満足する結果で完走することが出来たのだけれど、当時はそこからさらに55kmも走る事は考えられなかった。
ただ、自分に向いているタイプのコースだとは思えたので、2年が経過し少し走力も向上した今年挑戦してみる事にした。

前日金曜日は年休を取得して、一旦越生駅へ向かい受付。
その後、毛呂駅近くのビジネスホテルで前泊。
彩の国のエントリー開始少し前に予約していたので6000円台で泊まれたが、後々15000円ほどに値上がりしていた。

ホテルに荷物を置いてから、17時くらいに近くの永福町大勝軒系のラーメン屋で早めの夕食。
ファミリーマートで飲み物や夜食・朝食など買い出してからホテルに戻り、シャワー後にテレビ埼玉を見ながらおにぎり等を食べ、足や股にワセリンを塗りこんで21時前には消灯した。

中途覚醒しつつ、4時過ぎに起床。
感覚的によく眠れたとは思えなかったが、スマートウォッチのセンサーによると睡眠時間に問題はなかったのでよしとする。
おにぎりやパンを食べ、インスタントのカフェインレスコーヒーを飲んだ。
ちなみに前日までカフェイン抜きはしなかった。

5時半頃の八高線で越生駅、そこからシャトルバスに乗り会場のニューサンピア埼玉おごせへ。
体育館に入り、簡単に着替えを済ませて待機する。
この日は最高気温30℃の予報だが、朝のうちはまだ涼しく、スタート前までレインジャケットを羽織っていた。
今回シューズで迷っていたが、底が薄めだけれど履き慣れたアディダステレックススピードウルトラでノースは行ってみる事にした。

ざっくりとした計画では、余力を残しつつ一昨年に100kmで記録した20時間16分と同じようなタイムで2周目を終えられたら良いなと考えていた。
ノースは遅くとも9時間以内にクリアしてサウス1へ向かいたいところだ。

トレニックワールドのレース恒例の、スタート直前になってパラパラと人が集まり並び始める緩いスタイル。
僕は、だいたい前から1/3くらいのエリアに並んだ。

スタートの合図の後、ゆっくりと隊列が動き出し、163kmの長い道のりがはじまったのだった。

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