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クラスをまとめたいときは、その気持ちを子どもに言ってはいけない

こんにちは。スタッフのたかじです。
今日は、僕が「クラスをまとめるためにやってみて効果があったこと」を書きます。

 新年度がスタートして1ヶ月が経ちます。先生も子どもたちも新しい環境に慣れてきましたよね。そして、子どもたちの先生分析もひと段落したころだと思います…笑

「クラスをまとめるためにやってみて効果があったこと」の話の前に、ぜひ共感していただけるとうれしいことがあるので、それについて話させてください。

”子どもたちって怖いぐらい先生を見ている”

先生たちが、一人一人の子どもたちのことを理解しようとするのと同じで、子どもたちだって先生のことを理解しようと、日々分析しています。
そして、見ているだけじゃなくて再現できるまでに観察している。
みなさんが子どもの頃にも、きっとクラスにいたと思います。先生のマネがめちゃくちゃうまい子!
先生の言葉づかいだけでなく、仕草のタイミング、何となくのテンポ感まで完コピしてる子を見ると本当によく観察してるし、その先生の人間性まで知り尽くしているのかと思います。

先生って自分に注目するように「話を聞きなさい」ってよく言うのに、自分がめちゃくちゃ見られていることを理解している人は少ないのかもしれません。
先生たちは、自分が聞いてほしいところと見てほしいところだけ、子どもたちは見ていると思っている人が多い。(たかじ調べ)

クラスをまとめるためにやっていることに、”先生はめちゃくちゃ見られている”ことを利用していることがあるので、それを前提に読んでいただけるとうれしいです。

本題の「クラスをまとめるためにやってみて効果があったこと」についてです。

新しい環境に慣れて、子どもが”自分を出せる”ようになってきたことは嬉しいことですが…。
なんかまとまりがない…。細かいことで指導することが増えた…。そう感じる先生はきっと多いと思います。そんなときクラスをまとめようとして、ついつい熱く語ってしまうことありませんか。

・チーム◯年◯組!みんなでまとまっていこうよ。
・今の君たちは、先週決めた1年間の目標に向かってる?
・◯◯君にはもっとみんなのことを考えてほしい。

気持ちはめちゃくちゃ分かります。こういう話が必要なときだってあると思います。
先生が話しているのに聞いていない子がいたり、1回説明したのに「どうやってやるの?」って聞いてくる子がいたりすると、”さっき言ったじゃーん!”ってなります。

こういう小さなイライラがたまると、あるとき急にクラス全員へ熱く語ってしまう。

僕は、この時間が苦手です…。もちろん自分が熱く語っている立場です。自分の感情が優先して、子どもたちへのメッセージよりも自分のイライラが溢れてるだけだった…と後で反省するからです。しかも1日の終わりの帰り際にそれが出ちゃうことありませんか?

きっと子どもたちは、先生の熱量は伝わったから頑張るね!となるけど、頑張る内容は、子どもによって違うから、クラスのまとまりにはつながりにくい。

だから僕はクラスをまとめたいときに、その気持ちを子ども言わずに、別の方法でまとまるようにしています。
その方法を2つ紹介します。1つは、授業で取り入れていること。もう1つは、学校生活のいろんな場面でできることです。

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ありがとうございます!このコーヒーは新しいアイディアの香りがします!