ちょっと行ってくる
大谷翔平選手。ほんとに凄いですよね。
前人未到の50−50をクリアして、60−60は厳しそうだけど、55−55はクリアしそうな勢いですよね。
中継を見てるからそう感じるのか、日本のプロ野球を見てる感じと、さほど変わらない感じで見てしまう。イチロー選手の時は、日本からアメリカに渡り、「メジャーに挑戦」してヒットや盗塁を量産する姿を見て、日本人として誇りに思ったし、感動していたのを覚えてます。
でも、大谷選手は、体が大きいのもあると思うけど、最初から「メジャー」にいたというか、そこにいるのが当たり前かのように見えてします。日本からアメリカに渡ったことをすっかり忘れてしまう。彼にとっては日本だろうが、アメリカだろうが、もはや関係ない感じですよね。もちろん、イチロー選手はメジャーでも伝説的な選手なんだけど。
もう20年くらい前かな。
ある言葉を聞いて、なるほどなと思い心に留めている言葉があります。
それは、競馬の武豊騎手が海外遠征で勝てないことについてコメントしてました。
「日本人は海外遠征のときに、気合が入りすぎる。いつもと違う空気で、いつもと違う気合で、いつも以上の準備をする。海外の騎手は、明日イギリス行くわ。それで明後日はフランス。みたいなことをサラッと言う。それで「いつもどおり」に騎乗して勝ってくる。」
ほんとにそう思った。
島国で、国境を越えるには飛行機や船を使う。特別な資格でもない限りは、チケットを買って乗せてもらうしかない。車や自転車など「自力」で国境を越えることは難しい。そして、唯一の日本語の国だもん。
そりゃ気合はいるよね。
唯一の日本語の国ってところでは、アメリカに留学した時に痛感したこと。
最初は恥ずかしくなるくらい英語ができなくて、英語ができない留学生のクラスに入れられたんだよね。そこで、当たり前なんだけど、びっくりしたのが「コトバ」 当然、英語が苦手な留学生たちの集まりだから、休み時間の英語でのコミュニケーションはギクシャク笑 なにか伝えたいときは、お互い辞書を片手に、ジェスチャーで必死でした笑
そんななか、南米のペルー、メキシコ、コスタリカからのクラスメイトは休み時間に「母国語」で楽しそうに会話していた。違う国なのに母国語で楽しそうに!!ってびっくりしたし、ちょっと羨ましかった。
同じアジアの中国,韓国も言葉違うからね。
でも、文化が似ているからか、中国、韓国のクラスメイトとは、英語の先生も理解に苦しむビギナー英語で食べ物とか孫悟空の話とかで盛り上がったけど笑 英語のクラスなのに、発音違って通じないと、漢字書いて「なるほど〜」みたいな。英語の先生は苦笑いしてたな笑
話を戻します。
武豊騎手のコメントは、たくさん出張に行くようになってから思い出すようになります。遠方の出張に行くようになって、はじめの頃は気合い入り過ぎか、知らないから不安だからか、羽田空港に離陸の2時間以上前には到着していました。1時間前には搭乗ロビー前で待機して、今か今かと搭乗を待っていた。搭乗が始まると、どこからともなくビジネスマンが颯爽と現れて塔乗していく。
慣れてるなぁ。
ちょっと憧れながら見ていると、みんな同じようなキャリーバックを持っていて、何で同じの持ってんだ?あれで足りるの?みたいな。
自分の足元を見ると「何かあった時」対策で膨れ上がった、でかいキャリーバック。しかも、リュックも背負ってたり笑
慣れてないなぁ。。。
繰り返すうちにだんだん学んでくるわけです。ほんとに必要なものと、そうでもないもの。何ならいざとなれば現地調達できるもの。
講演だって、聞いてるお客さんはいつも違うわけだし、会場の雰囲気など全部違うわけです。
そういえば、中学校の時の唯一覚えてる先生が言ってたな。
「車はなんでまっすぐ走れるか知ってるか?ハンドルに遊びがあるからだよ」
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ありがとうございます!このコーヒーは新しいアイディアの香りがします!