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夢分析

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2020年12月の記事一覧

夢を弔う

夢を弔う

私は見知らぬ駅を目指して碁盤の目のような街の路地を歩いていた。この辺りを曲がればいいかな、と思い角を曲がる。すると視点は移動し、駅の反対側の町の光景を斜め上から見下ろしている。田舎の小さな駅の周辺、不動産屋の受付のような、という印象の紺色の事務服を着た中年の女性が軽自動車を運転して粗末な駐車場、というより空き地に滑り込んで行く。捨てられた廃コンクリートで周囲を固められたような、砂利を敷かれただけと

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夢の時間層

ここは居酒屋かレストランのはずだが、案内され通されたのはまるで廃墟のような、というよりゴミ屋敷と言っていいようなとんでもない部屋だった。臭ってくるような目の前の生ごみを次々と片付けていくと、驚いたことにその下には小学生ほどの少年が横たわっていて、突然起き上がったではないか。いったいいつからこの生ごみの下に埋もれて寝ていたのか。ゴミのたまり具合からするともう何年も前からゴミの層の下で眠っていたのだと

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