Automata NOIR ルール和訳1.殺人鬼vs捜査官

「※」は訳注です。目次はこちら

準備

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・25枚の容疑者カードを、生存側が表になるようにして5×5に並べます。

・25枚の証拠カードをシャッフルし、証拠デッキとして裏向きに置きます。

・殺人鬼となるプレイヤーと、捜査官となるプレイヤーをそれぞれ決めてください。

・殺人鬼は証拠デッキからカードを1枚引き、相手に見えないよう確認したのち、自分の前に伏せて置いてください。このカード(に対応する容疑者カード)が自分の「正体」となります。さらにカードをもう1枚引き、相手に見えないよう確認したのち、自分の前に伏せて置いてください。このカードは「変装先」となる容疑者です。いずれのカードも、殺人鬼は好きなタイミングで見ることができます。その後、殺人鬼は「殺害」(後述)を行います。

・捜査官は証拠デッキからカードを4枚引きます。そのうちの好きな1枚を選んで自分の「正体」とし、自分の前に伏せて置いてください。捜査官は好きなタイミングでこのカードを確認することができます。残りの3枚のカードは手札になります。(※「正体」は「殺害」されていないカードから選びましょう)

・ゲームは殺人鬼のターンから始まります。どちらかのプレイヤーが勝利するまで、捜査官と殺人鬼のターンを交互に繰り返します。

殺人鬼のアクション

・殺人鬼のターンでは、4つのアクションから一つを選んで実行します。
移動
圧縮
殺害
変装

捜査官のアクション

・捜査官のターンでは、5つのアクションから1つを選んで実行します。
移動
圧縮
逮捕
捜査
推理

移動

・殺人鬼と捜査官のいずれも実行できるアクションです。

・並べた容疑者カードに対して、横の行または縦の列を1つ選び、1つ分動かすことができます。押し出されたカードは、反対側の空になったスペースに配置します。相手が直前のターンに「移動」を行なっていた場合、同じ行または列をその反対向きに「移動」して戻す事はできません。

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(※画像は中央の列を上に動かした場合)

圧縮

・殺人鬼と捜査官のいずれも実行できるアクションです。

・各行または各列から死亡した容疑者を一人ずつ選び、捨て札とします。その後、列または行がちょうど1つ減るように容疑者カードをずらします。

・どちらかのプレイヤーが「圧縮」を行なった後、捜査官はボードから取り除かれた容疑者カードに対応する証拠カードを手札から捨てます。その後、証拠デッキから捨てた枚数分だけカードを引きます。

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(※赤い容疑者カードが死亡した人です)

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(※今回は各列から1人ずつ選んで取り除きます)

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(※容疑者カードの並び方が長方形に保たれるようずらします)

殺害

・殺人鬼のみ実行できるアクションです。

・自分の「正体」に隣接(斜め含む周囲8マス)している容疑者を1人選び、裏向きにして死亡させます。

・「殺害」した容疑者が捜査官の「正体」だった時、殺人鬼の勝利となります。

容疑者を10人「殺害」した時も、殺人鬼の勝利となります。

・無罪の容疑者(「捜査」されて証拠カードが乗っている容疑者)を「殺害」した場合、以下の「調査」を行います。

・「調査」:捜査官は「殺害」された容疑者に自分の「正体」が隣接しているかどうかを殺人鬼に伝えなければいけません(どのカードが「正体」かを伝える必要はありません)。その後、「殺害」された容疑者に乗っている証拠カードを捨て、通常通り裏返しにして死亡させます。

・「変装先」を「殺害」した場合、「変装」アクションでその容疑者にすり替わる事はできなくなります。

変装

・殺人鬼のみ実行できるアクションです。

・自分の「正体」と「変装先」を手に取り、1つを新たな「正体」とし、残りの1つを「変装先」とします。(※入れ替えるフリをして替えないのもアリのようです)

逮捕

・捜査官のみ実行できるアクションです。

・自分の「正体」に隣接している容疑者を1人選びます。その容疑者が殺人鬼の「正体」だった場合、捜査官の勝利となります。殺人鬼を混乱させるために、自分自身を「逮捕」する事も可能です。

捜査

・手札の証拠カードを対応する容疑者カードの上に乗せ、以下の「調査」をする事ができます。

・「調査」:殺人鬼は、いま証拠カードが載せられた容疑者に自分の「正体」が隣接しているかどうかを正直に伝えなければいけません(どのカードが「正体」かを伝える必要はありません)。

・容疑者が生存しているならば証拠カードを上に乗せたままにし、死亡しているならばその場から取り除きます。

・最後に、手札が3枚になるよう証拠カードを引きます。

・証拠デッキが切れた時、「捜査」アクションは使えなくなります。捜査官は自分のターンをパスする事はできないので、他の行動を取らなければなりません。

推理

・殺人鬼の「正体」と「変装先」(死亡していても構いません)の2人を指名します(2つのうちどちらがどちらかを当てる必要はありません)。合っていれば捜査官の勝利、間違っていれば殺人鬼の勝利です。

その他のルール

・並べられた容疑者カードのうち端や角にあるものについて、反対側の端にある容疑者カードとは隣接しているという扱いにはなりません。

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(※たとえば左上のMALONEは、ALBERT、ISAAK、LESTERに隣接しており、YOLANDAとは隣接していない)


(おわり)


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