『ノイズ』
窓を叩く雨風のように
壊れてしまったイヤホンのように
優しいも苦しいも全部全部
遮られた ノイズの夜
痒いまま手が届かず
もう爆破するしかなくなって
そうやってはじめて笑えたものを
どう 幸せと思い込もうか
痛みは煩い 憂いは遠い
見たままを話す貴方でいて
汚れものを素手で掴めないのは
まだ 命として話したくないから
聴き逃したものは多い
知らない人達がみんな黙ったらいい
どんな朝日が差し込もうと
この涙は 嘘になれない
届かない声は
ひとつもないかのようで
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?