かってにももたろう 魔法の本編
昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは毎日山へしばかりに行き、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
ある日、おじいさんが山で木を切っていると、古びた本を見つけました。表紙には「魔法の本」と書かれており、中を開けると様々な魔法の呪文や絵が描かれていました。
夜、お二人でその本を読んでみると、突然、部屋の中がキラキラと光り、小さな妖精が現れました。妖精は、この魔法の本は古代の魔法使いが遺したもので、読む者の願いを叶える力があると語りました。
おじいさんとおばあさんは、村の人々が困っていることや願いを叶えるために、魔法の本を使用し始めました。病気の子供は元気になり、不作の畑は豊作となり、村の人々は次第に幸せを感じるようになりました。
しかし、この魔法の力に頼りすぎることは良くないと、妖精は警告しました。おじいさんとおばあさんはその言葉を守り、困った時だけ魔法を使い、主に人々の努力と協力で村を盛り上げることに専念しました。
その後、魔法の本は村の宝として大切に保管され、その存在と力、そして使い方の大切さを知る伝説として語り継がれています。
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