かってにももたろう さる、いぬ、きじ編

昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは毎日山へしばかりに行き、おばあさんは川へ洗濯に行きました。

ある日、おじいさんが山でしばを採っていると、小さなさるに出会いました。このさるは人懐っこく、おじいさんのそばを離れなくなりました。おじいさんはさるを家に連れて帰りました。

次の日、おばあさんが洗濯をしていると、元気ないぬが駆け寄ってきました。このいぬもまた、おばあさんのそばを離れなくなり、おばあさんはいぬを家に連れて帰りました。

更に翌日、おじいさんの畑できれいなきじが鳴いていました。おじいさんはきじに餌をやり、きじもまた家にやって来るようになりました。

さる、いぬ、きじはすぐに仲良くなり、おじいさんとおばあさんの生活に彩りを持ってきました。三匹は村の子どもたちと遊んだり、畑の害虫を追い払ったりして、大活躍しました。

しかし、近くの森に住む大きな鬼が、おじいさんたちの家の動物たちが楽しそうに過ごしているのを見て、彼らをさらってしまいます。

さる、いぬ、きじは力を合わせ、鬼から逃げ出し、おじいさんとおばあさんのもとへと帰ってきました。鬼は三匹の連携と勇気に感動し、村と和解しました。

「さる、いぬ、きじの冒険」という物語は、友情と協力の大切さを伝えるため、多くの人々に愛され続けました。

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