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春分(二十四節気)・雀始巣(七十二候)と不老富貴

3月20日頃は二十四節気の春分です。暦便覧には『日天の中を行て昼夜等分の時也』とあり、七十二候では「雀始巣(すずめはじめてすくう)」。昔からお彼岸の中日として祖先を祀る日としてきました。またこの日は春季皇霊祭として、歴代の天皇、皇后、皇族を祀る日として明治時代に祝日とされ、戦後、春分の日となり「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」とされています。この時期、そろそろ牡丹が咲く頃、煎茶席でも牡丹を用いた盛物は多くあります。牡丹は富貴草、富貴花と呼ばれることもあり、牡丹と松で「不老富貴」という画題になります。

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