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ぐあいがわるい身体_100日後にZINEをつくる、22日目

体調が悪い。
16時過ぎまでは割と元気だった。
17時を過ぎて椅子から立ち上がった時に、腹痛からくる貧血のような吐き気と頭痛が身体を乗っ取ろうとしていることに気づく。
体調の変化はいつだって忍び足。

痛み止めを口に入れて夕飯の準備。
エビみたく腰が曲がったまま、米を研いで炊飯器にセット。
おなか痛い、あったかいものが食べたい、白菜を切る。
・鶏団子と春雨と生姜を入れた「白菜の中華スープ」
腰が痛い、恥骨が痛い、身体を曲げたまま玉ねぎと人参をどんどん切る。
・豚肉と野菜とキムチを炒めた「豚キムチ」
薬がなかなか効かないなあ、子どもの止まらない話を聞いてるフリをしつつ、じゃがいもの皮をむく。
・塩茹でして「粉吹き芋」
この吐き気は、胃が原因なのか、めまいなのか、どっちだろう、茹でておいたホウレン草を冷蔵庫から出す。
・ごまとごま油で和えた「ホウレン草のナムル」
豚キムチに添える目玉焼きを焼く、具合が悪い時はだいたいいつも半熟に失敗。
炊飯器が鳴って完成。

そのタイミングで長女がやってきて「ちょっと話を聞いてほしい」。
「そうありたい自分」と「そのための努力をしたくない自分」に挟まれると人は苦しい。
彼女がとても真剣なので「ちょっと座りたいんですけど」と言えずに、そこから20分。
大人になっていく日々を全身で悩んだり反抗したり葛藤している若い人が眩しい。

じーっと突っ立って若いエネルギーを浴びたせいか、ようやっと頭痛が治まる。

私はあと何年この生理痛と共に生きるんだろうか。

生理後のニュートラルで停滞していない自分と、生理前のアグレッシブでセンシティブな自分、生理中の「痛いとだるい」に支配された即物的な自分。

生理がなくなったら、どの自分で生きるんだろう?
また新しいわたしとこんにちは!するのかな。

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