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『ジョーズ』①_100日後にZINEをつくる、10日目

「ジョーズ」を観ている。
案の定一気見できず、現在半分くらい。


ジョーズ(1975年)

一番意外だったのは想像していたよりもサメがでてこない。
もっと積極的にガブガブするかと思いきや、前半まで観て被害者は4人。

自分の商売優先の島の住民たち、保身のために決断できない市長、危機感はあるのに権限がないために行動できない主人公の署長。
他人の命より自分の利益!というわかりやすい人間のエゴをたーっぷり見せてもらえるので、サメがあらわれると「さあ!豪快にやっちまってくれ!」という気持ちになる自分自身が今のところ一番怖い。

7.6メートル、重さは3トン。
小さい船なら船ごと食べる。
特に感情の見えないあの目が最高じゃないか。

ジョーズのモデルとなったホホジロザメについて少し調べてみる。

— 獲物から一噛みで約14キログラムの肉塊を食いちぎるといわれている。
— 魚類の中でも高度な知能を持ち、学習能力に優れ、獲物を襲う際には過去の成功と失敗の経験を生かす。
— 大型のサメは比較的小型のホホジロザメを捕食することもあり、また、同じホホジロザメ同士で、より大型の個体が小型の個体を捕食することもある。
ー 世界中の水族館や研究施設がその飼育を試みているが、常時動き続けなければ生存できないなど飼育は非常に難しいとされ、生体を飼育・展示している水族館は2017年現在一か所もない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%9B%E3%82%B8%E3%83%AD%E3%82%B6%E3%83%A1

いいなあ、ホホジロザメ。
このままずっと人間に飼育されずに生きていってほしい。

前半を観て、映画の中で一番ぐっときたシーンは、1人目の犠牲者の死体(映るのはネイルとリングをつけた手だけ)に群がるカニ。
署長さんが思わずつぶやく「ひっどいなぁ」という台詞を聞きながらカニたちが平和にうごうごしている様子を見ると、命を終えたものと今生きているモノの生命力がきわだってしみじみとなる。

よく考えるとこの映画は、生命力であふれているなあ。
続きをはやく見よう。

明日へつづく

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