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『ミザリー』①_100日後にZINEをつくる、19日目

集中しなくちゃいけないことがたくさんあるのに、いつもの如く睡魔に負けそうなので、『ミザリー』を見る。 子どものわたしにとっては、『シャイニング』の父の斧よりも、『ミザリー』のアニーのハンマーの方が怖かった。 悪霊とか悪魔のせいじゃないのに、こんなふうに生きたまま怪物になる人間がいるんだってことが、恐ろしいじゃないか。 しかし、大人になってから読んだ原作がびっくりするくらい面白くて、恐怖小説で人をげらげら笑わせることのできるキングは天才。 設定では小説の方がむごいことになって

『エルム街の悪夢』②_100日後にZINEをつくる、16日目

『エルム街の悪夢』後半。 後半はナンシーの母に多くスポットが当たる。 (ちなみに、自宅において警察官の父親は常に不在。父として娘想いであるが、妻からは夫として信頼されている様子はない。) フレディの正体は? 娘が悪夢を怖がり眠れなくなることに心を痛めて、徐々にタバコと酒が手放せなくなっていく母。 フレディの正体がフレッド・クルーガーであると知り、クルーガーについて娘に話す。 「クルーガーは、近所の子供を20人殺した殺人鬼よ」 「捕まったけれど、予期せぬ結末に」 「

『エルム街の悪夢』①_100日後にZINEをつくる、15日目

『エルム街の悪夢』を観はじめる。 U-NEXTで字幕しか配信されていなくて残念。 数え歌も、フレディの声も、日本語で耳に残ってる。 子どもの頃一番怖かったのは「フレディ」だった。 赤と緑のセーター、焦げ茶の帽子にナイフの鉤爪。 眠ると夢の中に殺しに来る怪物、なんて怖すぎる。 男の子がコミックの世界に入ってペラペラ人間のままフレディに切り刻まれるシーンとか、今でもはっきり覚えてる。 フレディはぺろぺろおじさん 記憶の中のフレディは全身やけどの怪物だったけど、オープニングを

『ジョーズ』②_100日後にZINEをつくる、11日目

ジョーズ観了。 後半は署長さん、海洋学者のフーパー、漁師のクイントの3人でサメ退治編。 憎まれ口を叩き合いながら、男の友情を育んで行く3人。 しのびよる巨大ザメ。 浮きがわりの空気入りタンクを3つも槍で打ち込まれるも、船の襲撃を諦めないサメ。 鉄の檻にも強気で挑むサメ。 最後まで貪欲に戦うサメ。 がおーとかうぉぉとか声を出さないサメは、無言で無表情でひたすらがぶがぶチャレンジしてくる。 5人目の犠牲者となったクイント。 「サメなんて俺が仕留めてやるぜ」って豪語してた

『ジョーズ』①_100日後にZINEをつくる、10日目

「ジョーズ」を観ている。 案の定一気見できず、現在半分くらい。 一番意外だったのは想像していたよりもサメがでてこない。 もっと積極的にガブガブするかと思いきや、前半まで観て被害者は4人。 自分の商売優先の島の住民たち、保身のために決断できない市長、危機感はあるのに権限がないために行動できない主人公の署長。 他人の命より自分の利益!というわかりやすい人間のエゴをたーっぷり見せてもらえるので、サメがあらわれると「さあ!豪快にやっちまってくれ!」という気持ちになる自分自身が今の

ホラーと向き合うことの面白さ_100日後にZINEをつくる、2日目

まずはやれそうなところからとっかかる きのうリストアップした「つくりたいジン」の中で、 ●わたしをつくったホラー映画(80-90年代ホラー映画を観なおす) は一番とっつきやすそうだぞ、と思ったので観る映画を書き出してみよう。 基準はわたしが子どものころに観た記憶のあるもの。 中学生以前の、感想が言語化されていないけど感覚だけが強烈に残っている作品たち。 エルム街の悪夢 13日の金曜日 シャイニング 時計仕掛けのオレンジ チャイルドプレイ バタリアン ミザ