母と娘のわかりあえなさ_100日後にZINEをつくる、85日目
村井理子『家族』を読む。
よその家族の「普通」は外から覗けばたいてい奇妙で、普通の家族なんてどこにもないということがわかる。
「母」という存在はひたすらに娘を圧倒する。
母は「母」「妻」「女」として振舞うことができるが、子どもから見える景色は全て「母」である。
それが娘にとっては時にどれほど残酷なことか。ということを嫌というほど突きつけられる。
我が母は長女を「ママの天使」と呼び、レースやフリルなど女の子らしい服を着させたがった。わたしはレースやフリルやタイツがチクチクし