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たまに投げるならこんなボウリング場「たまなげ!」 58 東京・笹塚ボウル

はじめに

まず初めに、笹塚ボウルは既存のボウリング場の感じと相当かけ離れたものを持っています。その既存と大きく違う点はボウリング場HPにあまり載っていないので、ぜひ本記事を読んでからの来場検討をおススメします。

このシリーズでは、神奈川県外の、特色のあるボウリング場を紹介していきます。もちろん、こたつに入った想像ではなく、実際にそのボウリング場でプレイしたものをお伝えします。

概要

笹塚ボウルは、京王線(新宿始発の電車)だと新宿の隣駅・笹塚駅から徒歩1分。新宿を中心に所在するボウリング場激戦区の一角にあります。駅に近すぎることもあり、駐車場は設置されていません。

2フロア24レーンの設置で、日本ボウリング場協会・東京ボウリング場協会に加盟。2023年4月閲覧時点ではJBC公認競技場となっていますが、公認競技場リストにはなぜか半分の12レーンと掲載されています。

このボウリング場、エレベーターを入るそのエレベーターのマットからワクワクの増すボウリング柄。しかし、受付の3階に着くと、一瞬あれ、間違ったかな?と思う感じになります。まるでというかマジでのレストラン。入ったその目線は調理場になっています。

しかしながら受付のカウンターもそこであり、通常のボウリング場同様に記入することになります。

笹塚ボウルはこのようにDJブースが設置されています。ここではこの設備を生かし、かなりの頻度で音楽イベントを開催しています。このイベントはライブハウス同様の考え方になるので、ボウリング営業とは切り離され、一般ボウラーはイベントを開催していない方のフロアでの投球に。エレベーターに受付3階と書いてありますが、実はこの日は4階だった…ということが起きています。
音楽イベントの実施情報は笹塚ボウルHP側でも案内されないので、いろんなSNSで情報を集めて有無を見ないといけない…ちょっと行くときにイチバチ感あります。

笹塚ボウルでは、ハウスボール・ハウスシューズも特注品が用意されていて、特にハウスボールは色柄から他のボウリング場では見たことのないグリーングレーの単色で統一されています。
ただし、笹塚のハウスボールは最も重いものでも13ポンド。他のボウリング場でも14ポンド以上のボール数が少ないところも多いですが、特注品ということもあり重さを絞っているようです。私も普段14ポンドですが、13ポンドに下げて投球しました。

4Fレーン
3Fレーン

レーンの内装は、4階は従来型のマスキングを残し、3階は木目モチーフを生かしている上にピンセッタースケルトン、と大きく変えています。階によって異なる雰囲気というのは割と東京23区の西側に多い作りですね。

このオシャレなレーンは、ミュージックビデオ撮影にも早速使われていますね。

また、夜遅い時間になるとレーンの照明が落とされ、暗めの中で投げることになります。ここは常時ではなく、外窓があるボウリング場なので昼は自然光も入るのですが、暗めで投げるボウリング場もなぜか東京23区の西側に多いですね。

そして、これだけ内装などに力を入れている上、ボウリング競技上でも大きく影響してくるのが、ストリングピンセッターの導入です。2022年、宮城県のファンキーボウルに令和初導入された数か月後に導入されています(コンディション傾向は後述)。

これだけの設備を導入したこともあるため、それがボウリングの料金にも反映されています。通常の1ゲームの料金は平日1000円、土休日1200円で、どちらも国内最高額と思われます。ですが、笹塚ボウルでは専用アプリ"Bowling Pass"を開発。このBowling Pass会員は特別料金という扱いで、平日850円、土休日950円となります。2024年に東京プラザボウルが1ゲーム1000円に値上げしているため、

3ゲームパックもありますが、平日2600円(Bowling Pass会員2200円)、土休日3100円(Bowling Pass会員2500円)とそこまで割引率は高くなりません。ただし、ここでは投げ放題プランも設定。平日3800円(Bowling Pass会員3200円)、土休日4500円(Bowling Pass会員3600円)。ラウンドワンよりは高いですし、音楽イベントなどの兼ね合いでそれほどたくさんは投げられないかもですが、いい時間帯にハマればいいところなのかもしれません。

オートスコアラー

Qubica AMFBES Xが入っています。レストラン併設ということもあり、レーンへの飲食物注文が可能です。
ストライク等のアニメーション表示は不可となっています。

レーンコンディション

オイルは少し多い感じですが、カーブはゆっくりかかって効いています。

ただもうこれ、ストリングピンセッターでピンの動き方が他と全然違っていて、もちろんその紐によるラッキーストライクも多いです。また跳ね方もあまり上には飛ばずに横スライドという感じで動き方も違っていて、普通のキックバックで跳ね返ってのストライクは中々起きなかったです。

やはりストリングピンセッターだと、スポーツとしてのボウリングが大きく変わる、そんなような感じがしますね。

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