紙の本の扱い方は変わっていく
第3章 本屋になるとはどういうことか (7)
もうひとつ、「本屋になりたい」と考える多くの人がイメージするのは、紙の本を商品として扱う姿だろう。考えようによっては、電子書籍やウェブサイトを扱う人をはじめ、あらゆる人が広義の「本屋」になり得る。けれど少なくとも自分の講座に来る人を見ていると、紙の本を扱いたいと考える人が圧倒的に多い。
いま紙の本を扱っていると、「電子書籍についてどう思っているのですか」とよく聞かれる。みな過渡期にあることを感じているから、紙の本を扱う人が