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【全文公開】これからの本屋読本

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『これからの本屋読本』(NHK出版)の本文を、すべて無料で公開します。現在、平日毎日ひとつずつ新しい記事を追加中です。ぜひコピペしてSNSやブログ等で引用したり、議論の土台にした…
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2019年1月の記事一覧

本屋×雑貨

第6章 本屋と掛け算する(9)  イベントや教室、読書会など、ここまでしばらく書いてきたもの…

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本屋×家具

第6章 本屋と掛け算する(10)  先に述べた雑貨は、本と一緒に、本棚や平台に並べることを前提…

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本屋×サービス

第6章 本屋と掛け算する(11)  本屋ではイベントや教室、読書会などに限らず、実はあらゆる形…

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本屋×メディア

第6章 本屋と掛け算する(12)  どうせ本屋をやるのであれば、本の製作から販売まで行いたい。…

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本屋×空間

第6章 本屋と掛け算する(13)  本に対する強い愛情とこだわりを持ちながら、より本屋としての…

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数字よりも、生き方として——内沼晋太郎×堀部篤史×中村勇亮(1)

Talk 本屋として生きるということ(1)  香川・高松で「本屋ルヌガンガ」を営んでいる中村…

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何かを積み重ねること——内沼晋太郎×堀部篤史×中村勇亮(2)

Talk 本屋として生きるということ(2) お客さんとの付き合い方中村 具体的なお話で、お客さんの男女比率や、外から来ている人とリピーターの比率は、どういった感じですか? 堀部 買う人は年配の人が多いです。観光の人にも二種類いて、観光スポットの一つとして来る人はまず買わない。ただ、わざわざ本を買いに遠くから来る人はいて、そういう人はすぐわかりますし、客単価は比較的高いと思います。京都だから学生は多いけど、彼らはほとんど買いませんね。  誠光社の店舗の月二一〇万円という売

店主も編集者であれ——内沼晋太郎×堀部篤史×中村勇亮(3)

Talk 本屋として生きるということ(3) お店の運営のしかた中村 堀部さんはどのように奥さ…

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「ちょうどいい」大きさの経済——内沼晋太郎×堀部篤史×中村勇亮(4)

Talk 本屋として生きるということ(4) 割り算レベルで経営はできる内沼 少し話は戻ります…

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本業に取り込める可能性はあるか

第7章 本屋を本業に取り込む(1)  本を売る商売は、残念ながら厳しくなる一方だ。少なくとも…

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集客や営業のために

第7章 本屋を本業に取り込む(2)  まず考えられるのは、本業における集客や営業のための本屋…

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顧客満足度を上げるために

第7章 本屋を本業に取り込む(3)  集客や営業につながらなくても、既にいる顧客に対して、本…

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ブランディングのために

第7章 本屋を本業に取り込む(4)  友達の家の本棚を見ると、その人の考え方や趣味がわかって…

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研究・調査や スキルアップのために

第7章 本屋を本業に取り込む(5)  ここまでの事例は社外に向けたものであったが、社内向けの本屋もある。たとえば、資料として急に話題の本や雑誌の最新号、その日の新聞などが必要になったとき、ネット書店に頼むよりも、自社ビル内に書店があればそこで買うのが一番早い。  また、業務上多くの社員に参照される本であれば、社内に充実したライブラリがあるのがよい。研究職など専門的な仕事であればあるほど、資料は高価であったり手に入りにくかったりする。社員がスキルアップのためのトレーニングを