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早朝について

おはようございます。

朝は好きだ。

いや正確には、夜明けごろが好きだ。

・夜空の黒は、青空の青が煮詰まっただけなんだな、とか思う。

・公園でぼーっとしたり、無意味にコンビニに寄って結局ホットコーヒーを買ったりする。

・黄金に光る雲とか見て、きれいだなーとか思う。

こういうとき、何かを受けても一次的な印象に留まるだけで、思考は不可能である。




外にいるのも好きだし、部屋にいるのもまた、好きだ。

電気を消して、窓からのあかりだけで過ごす。

部屋の中にゆっくり彩度が加わって、普段何気なく接していて知っている物々の、知らない側面がぼんやりと見えてくる

こういうとき、畳んだままの敷布団にもたれてギターを弾くと、すごくいい感じなんである。



早朝は、私になにかよくわからんデカいインスピレーションを与えてくれる、ありがたい存在なのだ。曲ができたりできなかったりする。

色、時間、グラデーション、虫、流れ、サイズ、感情、人、円、はじまり、存在、、








は?






この時間帯を好きになったのは、仕事が深夜に終わるため必然的に夜型の生活になったことがデカい。

一人暮らしをすることで時間の使い方が自分に委ねられたことや、東京という人の多い街にいることも、大いに関係するだろう。夜中の散歩は気兼ね無くできるし、夜中は、人が少ない。

逆に言えば、東京に来るまでは、朝が嫌いだった。

と、ここからは朝の嫌だった部分を羅列するのが俺としては自然な流れなんだが、並べかけて、はっとする訳です。

「東京でも、俺が東京来る前みたいな生活を送っている人はたくさんいる」

と。



"特大BADは入りまーす"

"えい特大BAD一丁"


俺は全く何をしているんだろう。

東京に出てきてまですることってなんだろう。



私が羅列しようとした朝が嫌いな人たちへ。
そして、東京へ出てくる前の私へ。

そういう生活をしていることは素晴らしいことだと、誇りを持ってください。あなたたちには、頭が上がりません。どうか、朝のことは嫌いなままでいてください。

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