【あくね探訪】#3 ボンタン食べたことある?
あくね探訪 #3 です!
まだご覧になられていない方は、ぜひ #1 を先にご覧ください。
今回は、4日目のレポートです!
朝食
お宿が変わりまして、民宿「より処 きてん」さんの朝食です!
きてんは一棟貸切のお宿で、ひろい和室に縁側、屋外調理場、レトロ家電と魅力いっぱいです。
ひとりで泊まるにはもったいないくらい。
ボンタン農家「泰平食品」
本日はボンタンの生産・加工を行う「泰平食品」にお邪魔しました。
ボンタン、?
ボンタンって皆さん食べたことありますか?
私は名前は知っていましたが、食べたことや実際に見たことはありませんでした。
「みかんやゆずの仲間でしょ?」というイメージかと思いますが、実際は結構ちがいます。
両手でも溢れるくらい大きく、皮がかなり厚いです。そして驚きなのが、果肉部分は使わず、スポンジのような内皮を主に食べます。
この皮を剥く作業が面白いのですが、それはまた後ほど。
収穫
身長の高いボンタンの木から収穫をするには、このようななが〜い道具を使います。
この道具で高い位置にあるボンタンを切り取り、傷がつかないようにゆっくりと下に下ろします。
簡単に見えるかもしれませんが、ボンタンの付け根が葉っぱに隠れており、ハサミを適切な位置に入れるのは結構ムズカシイです。
また、ボンタンは 1kg 弱ほどあるので長い棒で持つと結構どっしりきます。
初めてやったため何個か落としてしまうこともあったのですが、「加工用なので大丈夫だよ〜」と優しくお許しいただけました…
収穫したボンタンはカゴに集め、トラックで加工所へ運んでいきます。
また、この際に小さいボンタンは使える部分が少ないため端っこに集めます。
これらも決してこのまま処分するのではなく、冬に作業する際に焚き火にすることで暖をとるそうです!
作ったものを無駄にせずに活用する流れがとっても美しいと感じました!
皮剥き
収穫後は皮剥き作業です!
まずは、外側の皮を剥いていくのですが、写真のような機械を使用することでするすると剥けていきます!
こちらも簡単そうに見えますが、最低限の皮だけをキレイに剥くのは難しく、機械の扱いにも注意が必要な職人技です。
外皮を剥いた後は、以下のように包丁で十字の切り込みを入れるだけでメリメリと手で剥がすことができます。
皮剥きの際に気づいたのですが、果肉部分も硬めです。みかんのような柔らかい感覚をイメージしていたので驚きました。まだ青いからなのかと思いましたが、ベテランの従業員の方に尋ねると「熟しても硬いんだよ〜」と教えてくださいました。
「せっかくだから果肉も食べてみたら?」とおっしゃっていただいたため、自分が剥いたボンタンの果肉を食べさせていただきました。
まだ完熟でないこともあり、酸味があるのですが、捨てるにはもったいない味だと感じました!
果肉はみかんよりもグレープフルーツに近いです。実が固く、酸味がある感じ。
職業体験終了
といったところで本日の職業体験は終了しました!
お昼ご飯をご馳走していただいたり、商品のお土産をいただいたりと、大変お世話になりました。ありがとうございました!
カネトク醤油
泰平食品を後にし、阿久根駅近くのカネトク醤油へ。
こちらでは、歴史のある鹿児島醤油や醤油を使った様々な商品が販売されています。
カネトク醤油は阿久根市内のレストランなどでも頻繁に使われており、関東に売っているお醤油とは全く異なる味わいです。甘みがあり、卵や刺身に非常によく合います!!
そしてこちらの店舗では、「醤油アイス」なるものが販売されており、お醤油の味がするそうです。気になる、!
お団子を購入
醤油アイスと迷いましたが、今回は当初の目的であったこちらのお団子を買いました!
醤油が焦がしてあり、風味の良いお団子です。
阿久根の方はみんな優しい
こちらのお店でも、私が県外から来たことを察されたのか「どこから来たんですか?」と店員さんが話しかけてくださり、「阿久根の美味しい魚をいっぱい食べてくださいね」と優しいお言葉をいただきました!
阿久根の方は本当に懐が広く、優しい方が多いです!!
日嗣屋菓子舗
続いて、友人に教えてもらった「ぼんたん最中」のお店へ。
店主のおかあさんが非常に温厚な方で、お土産としてぼんたん最中を購入すると、「おまけあげるよ」とその場で私が食べられるように最中をもうひとつ頂いてしまいました!ありがとうございます☺️
頂いたついでに少しお話をさせていただいたのですが、なんとこちらで使用しているボンタンも、私が体験させていただいた泰平食品さんのボンタンでした!
地方のコンパクトなコミュニティならではの繋がりですね✨
サンセットロード
この日の最後は、阿久根駅からほど近いサンセットロードへ。
その名の通り、夕日が綺麗に見える港沿いに整備された道です。
景色が美しいのはもちろんのこと、ウォーキング中のおじいちゃんおばあちゃんが必ず挨拶されていらっしゃるのが印象的でした!
町ですれ違っただけだとしても、その小さなつながりを大切にする阿久根市の方々のお心の美しさが素敵だと思いました。
次回は、陶芸体験の様子のレポです!
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