作品解説「No.6」
はじめに
こんばんわ。Nullです。楽曲だけでなく、こんな解説までご覧いただきありがとうございます。
本当は楽曲から自分の想いを伝えられるようになるのが一番だと思いますが、僕はその域にまだ達してないなと考え、文章で残すことにしました。
タイトルについて
こちらの作品は自分のDTM一周年記念で作成し始めました。(ちなみにDTM歴=音楽歴です。楽器は弾けないです)動画の概要欄や数々のオマージュから分かるようにwowakaさんの「アンノウン・マザーグース」に最大限のリスペクトを込めて作成しました。「アンノウン・マザーグース」は僕にとって、とても特別な一曲で「アンノウン・マザーグース」が生まれてなければ僕は作曲をしていないと思います。それくらい特別な一曲です。
そんな特別な一曲に影響を受け、また、感謝・敬意を込めながら、当初は6作目として「No.6」を作成していました。6作目ですので「No.6」とタイトルを付けました。
このタイトル、実は「ノー・シックス」と読みます。英語で書くと、「No Sicks」。病気がなくなりますようにという願いを込めています。(特に心の病がなくなってほしいと思い、歌詞に心にまつわる単語をたくさん使っています。自分の人生で心の病で苦しむ人を目にすることが多かったので)
また、数字の6から連想される要素を散りばめ、「悪魔」の数字、七つの大罪の6番目の罪「貪食」などの要素を取り込み、心の暗い部分を写す歌詞を意識しました。また、コードにも工夫を凝らしてA6のような6が含まれるコードを使用するなど、色々試してみました。
お蔵入りさせるはずの曲でした
かなり長い時間をかけて試行錯誤しましたが、音楽歴1年の自分で完成させられたのは何とか楽曲の形を保っているような一曲でした。
早速、いつものように弟にデモ版を試聴してもらいましたが、かなり酷評されました。また、日を置いてから聴き直して自分でも技量が足りてないなと痛感したこともあり、一度はお蔵入りさせようと決めました。しかし、8月上旬にあるイベントが発生しました。
それは、NicoBoxの「おしゃれなボカロ曲特集」に選出されたことです。
選出を知った時、泣きました。とても嬉しかったです。こんな出来事に遭遇できる人生になるとは思いもしていなかったので、作曲を始めてよかったと心の底から思いました。
僕が「アンノウン・マザーグース」を聴いていなかったら、wowakaさんが「アンノウン・マザーグース」を作っていなかったら、この衝撃的な出来事に出会わなかっただろうと、流れる涙の中で思いました。
この感謝を何とか音楽で伝えられたられないかと思った時、何故か「No.6」が気にかかりました。(どうして「No.6」を気にかけたのか、今でも分かりません。直感かな...)
公開日
「アンノウン・マザーグース」の公開は8月22日で3周年、僕のNicoBoxの特集選出は8月上旬でした。迷いもありましたが、これも何かの縁かなと思い、「No.6」を投稿しようと心を決めました。心を決めた8月13日から、楽曲の手直しを大急ぎで始めました。お気づきの方がいるかもですが、「No.6」の公開日はリスペクトも込めて、8月22日17時にしました。投稿予定日が近くて、本当に大変でした。
6日後に削除しようと思った理由
「No.6」は公開6日後に削除すると心に決めて、投稿しました。これには大きく2つの理由があります。
1つ目は、「No.6」のオマージュ・リスペクトで、wowakaさん・「アンノウン・マザーグース」への感謝を最大限表現できているのか僕には分からなかったからです。
2つ目は、未熟な一曲だなと思ったからです。手直しが終わり、完成した当初は何とか合格点かなと思いましたが、日が経つに連れて本当に公開していいのかと不安が増した一曲でした。今まで感じたことのないくらいの不安で、心が耐えきれなかったです。
あとは、似すぎたことも一因としてあります。もっと、自分の表現を溶け込ませることができればよかったのですが、難しかったです。
これらの理由から、期間限定公開という形を取らせていただきました。
今の自分にできることを出し尽くしましたが、現在の技術力では、これ以上「No.6」を向上させるのは難しかったです。それでも、初心者なりの楽曲へのリスペクトで「アンノウン・マザーグース」への感謝の気持ち・敬意が少しでも伝わってくれれば良いなと思います。
おそらく、僕のことだからNicoBoxの特集選出がなければ、「アンノウン・マザーグース」公開3周年に特別なことをすることはなかったと思います。(実力がないのを言い訳に逃げてると思います)
5周年の際にはしっかりとした一曲を書き上げ、改めて楽曲への感謝・敬意を表明できればなと思います。(少し修行期間が欲しいとこの楽曲制作を通じて強く思いました)
最後に
この文章を最後までご覧いただき本当にありがとうございました。今後もコツコツ頑張りますので、よろしくお願いします。
曲を聴きながら書いているので、今も素晴らしい音楽が耳の中で流れ、僕の心を震わせています。いつかそんな一曲を描きたいなと思いながら筆を置きます。
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