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楽曲解説「ムーンサルト」

はじめに

こんにちは。Nullです。今は動画の予約投稿が終わって、休憩がてら文章を書いています。

今回は冬の満月を見て作成した一曲、「ムーンライト」について解説します。

この曲を一言で表すなら「葛藤」だと思います。

解説

この曲はサカナクションの『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』に影響を受けて作成しました。使っているコードやメロディはコード進行から組み立てましたが、作詞の方で影響を受けているかなと思います。

「月」が「憧れの一曲」、「あなた」や「君」は「リスナー」や「初音ミク」をイメージしております。

憧れの一曲を目にしながらも、その領域にはなかなかたどり着けない悔しさ、また、音楽の世界・才能への憧れを歌詞にしました。

この曲を作っていて驚いたのは、日常生活ではこんな思いを全く感じていないのに、自分でも気づかずに溜め込んでいた葛藤があるのかと思いました。あと、普段はあまり認識できませんが、結局、音楽制作が好きなんだなと感じながら制作してました。(曲作るのめっちゃ大変だったけど...)

また、この年になって葛藤が生じるとは思っていなかったので、驚きました。作詞のときに、如実に現れて不思議な感じがしました。結局のところ、実は心の奥で音楽を仕事にしてみたかったんだと思う。でも、現実がそれを許さなかったのかなーと思います。自分の心を楽にするためにも、少し思い出話をさせてください。

思い出話

実は、身近に、音楽業界で働いている人を小さい時から見ながら育ちました。ピアノとかギターとかはやったことないけど、不思議な環境で育ったなーと今でも思います。

音楽業界に携わる人はわかると思いますが、音楽を仕事にするにはとてつもない努力が必要だと肌で感じていました。(努力が凄すぎて、音楽を好きでいられなくなると思ったくらいです。)それを目にしていたので、音楽を仕事にするという選択肢を消し去り、勉学に励んで安定した仕事をしようと進路を決めた気がします。

ただ、高校の選択授業とかで音楽を選択していたので、音楽自体は好きだったのだと思う。

大学とかでも意識的に音楽から離れていましたが、社会人になって、趣味で作曲をするようになってから、音楽が好きだという思いが掘り出されて、葛藤するようになったのかなと思います。

この曲を通じて、まさか自分にこんな思いが残っているとは...こういう点も創作の魅力なのかな。

なぜ9.5作目なのか

話は戻りまして、この曲は9.5作目として公開させていただきました。本来なら10作目と名乗らせるべきなのですが、以下の理由で9.5作目にしました。

一つ目の理由が、本来10作目として作っていたファイルが壊れたからです。バックアップ取ってなくて、とんでもない最初の方からなので作る気力が戻りません。すみません。。。

二つ目の理由がボカロが分からなくなったからです。僕が聴いていたボカロはとにかく速い。でも、最近の曲を聴いてみると、ゆっくりになっていて、認識のズレみたいなのが生じている気がします。(シンセ主体の音楽を耳にする機会が増えた気がします)                                このズレ自体は悪いことではないと思いますが、自分が好きな部分と流行で好かれている部分の間の曲を作ってみたいという思いが芽生えました。この思いを達成するためにも、技術力や表現力をあげたいと考えています。

記念すべき10作目は自分にとって特別なものになりそうだ

終わりに

こんな文章まで読んでくださりありがとうございました。今年は、DTM教室に通って、技術力を向上する一年にしようと思います。(調べても分からんブラックボックスのようなゾーンがあるので)

人生にifルートはないけど、僕が小さい頃に音楽業界を全く知らなかったら、どうなっていたのだろうと思う最近です。こんなにハマると思っていなかったので... 何故こんなに作るのが大変なのに、音楽制作が好きなのか自分でもわからないな。

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