読み切りが一番面白い!
今週発売の週刊誌、少年ジャンプを読んでいると当然面白い作品ばかりなのですが個人的には現在連載中の作品よりも新連載作品、新連載作品よりも
読み切り作品が好きです。
読み切り作品には連載中の作品には無いその場限りの輝きのようなものがあると僕は思っています。
連載・新連載作品たちにはない、それはある種の映画のような・・・
上手く言葉で言い表せませんが続くという前提が無いが故の特別な面白さ
とでも言えば的確でしょうか・・・
まぁ、そんな前置きなんてさておきまして今回の主役は冬の読み切り第三弾
作:「松井琳」
<BLACK MILK>
このブラックミルクというお話なんですが先にざっくりと内容を説明します(まぁ、この後すぐ内容に触れるんですが・・・)
「超能力マフィアバトル!」
これがまた面白い!
「超能力?バトルもの?そんな話いっぱいあるじゃん」
とか思ったそこのアナタ!!
それはあまりのも勿体ない!実に勿体ない!
あくまでまだ読み切りなので今後がどうなるかは分かりませんが、名だたるバトルマンガがあるジャンプでバトルものとして読み切りとは言え本誌に載ってくるわけですからそんな凡庸な作品なわけがないんです!!
少し熱くなってしまいました・・・
僕はここでは文字にすることでしか表現が出来ないので是非ともマンガとして見てもらいたいんですが、僕が今持てる全ての文章力を駆使して少しでもこの作品の魅力を伝えられればと思います。
それでは内容行きます!!
*内容
舞台はアメリカ、ニューヨークより<マンハッタン>
高層ビルが立ち並ぶなかゴリゴリのカーチェイスから物語が始まります。
末期の薬物中毒者を主人公たちが追うといったシーンです。
主人公はマフィアであり、タイトルにもなっているBLACK MILKという
チームのボス「ハヴィ」
ツッコミ担当元気なJKエスパー「マクレシア」
そして、どこか抜けてる秀才「ヴラット」の三人を中心に話は進みます。
前述している通り彼らはマフィアです。
しかし、<薬中を追っている>という表現で分かる人もいるかと思いますが彼らは<街の為に悪と戦う>という世界観で生きています。
読み切りの惜しい部分でもあり魅力でもあるんですが物語はこの後、
<バイオドラッグ>というヤバい薬の<仲買人>(※以後ブローカー)
要約すると事件の犯人を倒すといった形で終わります。
このブローカーを倒すところで楽しみにしていた「超能力」の出番です!
面白いには<一人一能力>というわけではない様で、
「マクレシア」と「ヴラット」は複数の能力を作中でつかっています。
ここで名前が挙がっていないので勘のいい人は気付いたかもしれません…
そう・・・
主人公でありボスの「ハヴィ」は能力をあまり上手く使えません。
しかし・・・
攻撃という面に関しては他の誰よりも尖っています。
来た来た! 攻撃特化系!
何でも出来る万能最強系の主人公も良いんですが攻撃以外はからっきしというところにどこか人間味のようなものを感じて愛着が湧きます。
しかもその唯一の能力が・・・
「雷」!!
くっそぅ!かっこいい!めためたかっこいい!!
敵が卑怯って言うのも見せ方としてはカッコいいんですが、それに怒った「ハヴィ」が能力を使って敵のすぐ近くまで詰め寄るシーンがもう…
本当にたまらなくかっこいい!!!
あまり比較するのは好きではないですが、「僕のヒーローアカデミア」のように感情表現がとにかくうまい!
コマワリだったりそれぞれのキャラクター性も良く冒頭でも少し書きましたが「短編映画」を見てるような気分でワクワクしながら楽しませてもらいました。
今後がどうなっていくのか楽しみで仕方がありませんが「BLACK MILK」として連載が始まることを心より楽しみにしています。
実際に読んでもらえたらわかると思いますが読み切り作品の勢いの強さはやはりどの連載作品とも違うものがあってクセになります。
そして連載作品との違いとしては思考の余白が多いというのも魅力だと思います。
連載作品だと大半が伏線であったり、何だったりと説明がされて答えが確定してしまう事が多いですが読み切りは違う!
今後連載として進めば話は違いますが読み切りのうちは読み手の解釈で永遠に想像・夢想知ることが出来ます。
今後の展開を想像するのも楽しいですが、キャラの性格や経緯を考えるのもなかなか楽しいものだと思います。
やはり人間考えてるとか悩んでる時が一番楽しいと思うんです。
その時だけは答えがなく、
自分の思い通りな訳ですから・・・
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