見出し画像

今日も元気に一人飯【vol.12】

今回紹介する一人飯は、下北沢の中華料理店「珉亭」。

この日(8/3)は午後に英語の試験があったので、本当なら学食でさっさと済ませて、残り時間を勉強に費やすべきでした。試験範囲には作者の意図がさっぱり掴めない英文もあったので。でもね、そんな時こそ一人飯。私は逃避という清々しさを噛み締めて、下北沢で下車しました。

「珉亭」は下北沢では結構有名な中華料理店な様子。「下北沢 ランチ」で検索すると必ず出てきます。前から気になってはいましたが、これまた駅から遠いような気がして、なかなか行けていませんでした。でも今日は時間がたっぷりあります。行きましょう。

わ〜いいですね、この古さ。昔ながら感満載。お店の前には数人並んでいましたが、なんせ中華なので回転が早い。私も1分と待つことなくお店に入れました。

中に入ってメニューを見てびっくり。種類がすごい。どれを選ぼうか思案したのち、最初に来店した中華料理屋にはラーメンかチャーハンを頼む、という自分のポリシーを思い出し、「チャーメン」(だったはず)という半ラーメン半チャーハンのセットを頼みました。完璧だ。

最初、つけ合わせで出された漬物。食べて声をあげそうになりました。んまい。え?美味しいんだけど。あえてカテゴライズするならこれはキムチですが、キムチよりも辛さが全面に出ていなくて、にんにくが濃くて、あー今年80になるおばあちゃんが帰省する家族たちにスタミナをつけるために漬けたんだな、と思えるような懐かしさがあります。なんだか、泣きそう。まだ見ぬラーメン&チャーハンへの期待が膨らみます。

ラーメンのお出まし!シンプルイズザベストのいでたちです。一口啜って、ああ、これもまた懐かしい。これは言うなれば、母が風邪を引いた時に普段料理をしない父が一生懸命作った、シンプルな醤油ラーメン。そんな感じ。またまた、なんだか泣きそう。チャーハンへの期待がますます膨らみます。

チャーハンきました!え?

赤いよ…?


なぜ…?かなりびっくりしつつ一口食べました。
おいしっ。しかしなぜかくも赤いの?頬張りながら考えましたが、おそらくこれは、中に入っているチャーシューの赤いたれが全体に広がったのでしょう。たまにある、赤いタイプのチャーシューです。たぶんそうだ。私はなんとなく納得しながられんげを動かしました。どうしよう、止まらない。とてもシンプルで、かつて食べたことのあるいわゆるチャーハンの味で、だというのに何かが決定的に違くて、それがめちゃくちゃ美味しいです。やはりこの「赤」が他と差をつけているのかしら。

というわけで、本当に美味しかったです。これは他のメニューを開拓するためにも通わなければなりませんね。ごちそうさまでした!


この記事が参加している募集

#おいしいお店

17,672件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?