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こんにちは。ぬくぬくママSUN'Sかなちゃんこと中村香菜子です。
新年度が始まってあっという間の1か月。
気が付けばツツジが満開。気持ちの良い5月の風が吹く季節となりました。

団体の子育てサークルもほぼ新メンバーに入れ替わり、素敵な個性を持った方たちが楽しんで活動をしてくれています。
この1か月、新しい出会いもたくさんあり、その中で「そのままでOK」ってどういうことだろうという疑問や、話題をたくさん聞いた気がします。

良く言われるのが、そのままでいい場合、悪い場合があるよね。いつもそのままでいいわけないよね。と。

確かにそうです。
努力しなくてOK。怠けてOK。人にいじわるしてOK。

・・・だったら困ります!!!

それはさすがに私も思っていません。ですが、私が考えるに、努力しない、怠ける、人に意地悪する、ということが、その人にとっての「そのまま」に値しないと思っています。

そのままでOKというのは、無理せずに自分らしく輝くという意味かなと思っています。

人は向上心を生まれながらに持っているものです。また、人のために役に立てることを喜びに感じることもできると思います。

怠けたり、意地悪したりしてしまうのは、そのままの自分ではダメだと言われてきた結果そうなってしまうのではないでしょうか。

「そのまま」というのは、ぼーっとしていたのでは見つからないんですよね。それは、探し続けなければならない自分らしさではないでしょうか。

子育ての中で子どもへの言葉かけだったら、
「△△ができてないよ!」ではなく、「○○ができてるね」
というそのままを見つけていく方がその子がその子らしく成長していけると思います。
「○○や、○○が、あなたはできるね。だから、△△もきっとできるんじゃないかな?やってみない?△△ができるようになるとこんないいことがあるよ」
などの言葉かけはどうでしょうか。

できている「そのまま」、その人の、または自分の良いところを探し、認めることにより、できているところがぐっと輝いてきたり、できていないことも楽しんでチャレンジできるようになると思います。

自分が変わりたいと思っている人は、変われるように努力していることが「そのまま」だし、自分に無理をして頑張りすぎてしまっている人は、もう少し休憩してゆっくりすることが「そのまま」になると思います。

「そのまま」は、既にその人(自分)の中にあるけれども、気づいてない、その人だけの光る何かなんだと私は思っています。

私はよく、「考えすぎじゃない?」と言われます。
でも、そう言われるより、「考えるって素敵だね」とか、言われた方がうれしいし、自分でもよく考えているからたどり着いた答えやヒントを自分は得ることができていると、自分で自分を認めるように努力しています。

また、自己肯定もなかなかできません。できているようで、できないし、できたと思ったらすぐできなくなったりします。
そのことも、「そのまま」でいいんじゃないかと最近思います。

私が異様にさみしがりやで、自分で自分のことを認めることが苦手で、自分と違う人と分かり合いたいと強く強くメンヘラ気質で思っているからこそ、たくさんの人とつながり合える今の活動ができているのだと思うのです。

「なんで、自己肯定できないんだろう、なんで私はこんなにさみしいんだろう」と、考えてしまうことも多いですが、それは自分のそのままを否定していることにもなるので、まあいいかと思っています。

「そのまま」を活用することを考えてみるって、おもしろいです。

物事はどんなことも善悪が100%で決まるわけではないです。例え犯罪であったとしても見方を変えると、何が悪いのかわからなくなることはたくさんあります。

何か悪いことが起こった時、私たちはなぜこんなことになったのだろうと、とても悲しい気持ちになります。でも、その悪いことさえ、「そのまま」認めてみるのはどうでしょうか。

その悪い、悲しい出来事があったからこそ、気づいたことや、わかったこと、未来のいいことにつながることもあるはずです。

病気や災害、事故や大切な人の死、さまざまなマイナスなことがあって、それを抱えながらみんな生きていると思います。でも、それをそのまま認めていくことによって、受け入れていくことによって、見えてくる光は絶対あると思います。

いいことも、悪いことも、自分にふりかかるものはすべて「ギフト」です。

自分にも子どもにも、周りの人にも言い続けたい「そのままでOK」
無理に何かを変えようとせず、初夏の風になびく、木々のように、しなやかに生きていきたいなあ。




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