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北風と太陽

誰もが知っているイソップ物語。「北風」と「太陽」が競争し、どちらが早く旅人の上着を脱がすことができるか。これが私たちの生活においての教訓になっていることをしばらく知りませんでした。なるほど、と思いました。改めて自分に言い聞かせておきたいです。

「北風」は、ものすごい強風を旅人に与えます。旅人は服を脱がされないよう必死で上着をおさえて守ります。一方「太陽」は、じわじわと暑い空気を与えていき、暑くなってきた旅人は、自然に上着を脱いでいきます。

力ずくで与えたものに人は否定的になります。無理に何かをさせたり、イヤな言葉を浴びせると、悪いものだけが残ってしまいます。私も親に強いられたことがあるので、わかります。その時従っていても、あとから反発が起こります。その時言えれば良かったけれど、それが怖くてできなかったことも。私も子供に同じことをしてしまった経験もあります。「反省」。

でもそれが間違いだったと気づけた時、物事は変わっていきます。勉強ができる人とできない人、器用な人と不器用な人、コミュニケーションが得意な人と苦手な人、きりがありませんが、その人を見て自分が変わっていけば、相手も変わって見えてきます。これもありか、と。

「自分が変われば相手も変わる」

子供たち二人は、もう大人ですが、性格や行動が全く違います。大人の年齢ではありますが、まだまだ子供です。私がかかえる問題はありますが、それは私のせいです。とにかくプレッシャーを強く与えないようにしていったら、どうにかうまくいきます。特に受験の時は、本当に自然体で、欲のない私が良かったのか、結果オーライでした。決して一つにしぼらないこと、普段と変わらない生活、を念頭においてやりました。

もちろん𠮟咤激励も必要です。プレッシャーに負けないことも教えます。ダメなものはダメと小さい時から言ってきました。やらなければいけないことはやらせます。甘やかすのもさじ加減が難しいですね。

でも何とか今までやってこれたのは、たくさんの教えがあったからです。自分の間違いに気づくことができたから。気づかせていただき感謝です。これからも学ぶことや教えることは多いと思います。「北風と太陽」の理念を忘れずに。

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