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ラヴ・ペンタックス

今回はどうしようもなく、PENTAXへの愛を綴りたくて文章をしたためることにした。(下にいっぱい写真があるよ) もちろん俺はカメラのプロであったり、様々な機種を使い分けたりしたことのある訳じゃなくて、未だに10年近く前に買ってからずっと大事なシーンを共に過ごしてきたカメラについてつらつらとラブレターを書いて、これを読んだどこかの誰かが興味を持ってPENTAXのカメラが一台でも多く売れれば、何だか楽しいカメラがまた発表されるんじゃないかなんて思ったりするだけの人だ。奇特でし

    • したため愛

       取り留めのない話を書いてみようと思った。  例えば何千時間と一緒に居てもわからないような他人の事も、ちょっとの会話や電話、はたまた書いた文書を読んだだけでわかったりすることがある。  とある女の子がいた。  その子は文章を書くのが好きだった。  その子は運が無かったから、しなくても良い苦労を重ねたりして、幾つか俺より歳下だったのに変な深みを持ってしまっていた。  その子は音楽も好きだった。  だから俺は本を与えてみたり、話を聞いてみたり、音楽を押し付けてみたりした。

      • 何が起きても挫けない、みたいなところがある

         16歳。夏も終わり少しずつ秋の香りが街中に漂い始めて、なんだか知らないノスタルジックを感じたりするものだ。  人生はいつも燦然と輝き、忘れた頃にやってくる人々の営みがふと「ああ、今日も生きているんだな」と思わせたりする。  きっかけは些細な、ことみちゃんからの連絡だった。 ※ことみちゃんについて  中学3年生の頃、インターネットとの距離感が完全にバグっていた俺と新宿でエンカウントした同い年の女の子、ことみちゃん。  ことみちゃんとはかれこれ半年かそこら何の理由もな

        • 今はなき場所に思いを馳せてみたりする

           高校時代にしたアルバイト先は、今全部潰れてもう無くなっている。  高校生活でやったアルバイトは2つだけ。  一つはラーメンチェーンの幸楽苑、もう一つはスポーツ用品店のヴィクトリアだ。  少し前に帰省した時に、数年前に両方なくなったよと言う話をふと思い出して今、したためることにした。  高校生になってどうしてもやりたかったことはアルバイトであった。  高校生になってようやく、労働し対価として金銭を受け取れる行為が解禁される。厳密に言うと違うが、少なくとも俺としてはそう

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        ラヴ・ペンタックス

          いつも夏になると思い出すのはそう

          前回のnoteを読むと、部長の解像度が少し上がるかも ↓前回 以下本文  高校生になって初めて出来た彼女は書道部の部長だった。  それがなんだか誇らしくて、いや肩書きで好きになった訳でもないんだけど、とにかくうまいこといって俺はどうやら浮かれ気分になっていったようだ。  一緒に入部した友達は、なんだか遠い存在に感じるよと言ったりナヨナヨ先輩は苦虫を噛み潰したような表情で「幸せにしろよ!」と背中を叩いてきた。あとから人伝に聞いたら、ナヨナヨ先輩は部長がずっと好きだったら

          いつも夏になると思い出すのはそう

          結局のところ、モチベーションは君

           愛や好きという気持ちは往々にして、一緒に過ごした時間が長ければ長いほど芽生えやすいものだと思う  故に愛は「育む」というのだろう。  とはいえ、世の中には一目惚れという言葉が存在しているのもまた事実で、俺にとっての初めての一目惚れは高校に入ってすぐのことだった。  意地でも運動部に入りたくなかった俺は、祖父が書道の達人だからきっとセンス受け継いでるやろ、と言った浅はかさで友達と書道部へ見学に行くことにした。  本当は入学前、あまりにもモテた過ぎてギターをはじめたから

          結局のところ、モチベーションは君

          インターネットばかりに求めちゃダメだよ

           高校生になりましたとさ。  めでたし。とはいかず相変わらず人生はインターネットに支配されて、もはや高校に無事入学した事なんてその時はあまりにも些細な出来事のように感じて別にどうでもいいか、といった感情だった。  我が家は圧倒的放任主義かつ、これは大学受験の時もそうだったが兎に角この親たち、何故か息子の進路、めちゃくちゃ遠いところを勧めて来るのだった。  例に漏れず、関東近郊の全寮制の高専を勧められた。これもまた大学受験の時にも味わうのだが、如何せんその高専が魅力的だっ

          インターネットばかりに求めちゃダメだよ

          愛をうそぶくインターネットよ

          ところで、インターネットをいつから使っていただろうか。 生まれたときからインターネットバチバチだったわという層や、生まれたときは黙って文通固定電話テレパシー、みんな様々だと思う。 じゃあ俺はどうなのと言うと、最古の記憶は小学校の時のパソコンの授業の時間、一太郎スマイルでみんな意味不明な文章を打たされたりなんやかんややってた時に友達とおもしろフラッシュ倉庫(この単語が懐かしくてブワッと当時の記憶が蘇ったお前、愛してる)という当時流行っていたカオスな面白いフラッシュが見れる

          愛をうそぶくインターネットよ

          中学生はみんな狂ってる

          中学生 それは少なくとも男が一度はおかしくなる年頃。 もちろん俺もしっかりおかしくなり、様々な方向におかしくなる同級生とは別のベクトルでしっかりと青春(もとい黒歴史)を謳歌したのだった。 前述の通り、俺はうっかりとあっさりと小学校卒業と同時に転校し、埼玉県さいたま市大宮区に引っ越すことになった。 それなりに思い入れのある土地だけれど、なんかあるようで意外と何もないまちだったから、実はそんなに思い出が無かったりする。 それはさておき無事転校生という肩書を手に入れ

          中学生はみんな狂ってる

          愛着なんて持ってないんだこのまちに

          中学生に上がる頃、どういった事情かよくわらからず転校することになった。 それぞれの祖父母や何だかんだが理由だったような気もするが、生まれてはじめての引っ越し(物心つく前に近い距離の引っ越しはしたことがあるらしい)に悲しさや寂しさより先に得も言われぬワクワクと興奮を覚えた俺は、多分色々思い出とかあったんだろうけど友達にそそくさと別れを告げ、荷造りを行っていたことを覚えている。 丁度中学生に上がるときの転校だったからキリもそんなに悪くなく、しょっちゅう遊びに行っていた大宮

          愛着なんて持ってないんだこのまちに

          何事もバランス

          読書をする人って、なんだか知的で好きなんだよねって小学校の時に好きだった子が言っていた。 前述のスターには早々に見限られた小学生俺は、生意気にも恋愛の味を覚えて誰かの特別になるという事が何よりの幸せなんじゃないかと思い始めていた。 カッコつけてそんな事を考えていても、ちょっと時間が経てばあっという間に好きな子が出来ちゃったりする。恋愛って割と大人になってもこんな感じだよね。 男という生き物は、気になる女が好きだというものを調べたり、それになったりする事に努力を惜しまない

          何事もバランス

          忘れかけの原風景を想起してみたとして

          人にはだいたい、原風景と言うものがあるという。 そういったものは大抵、思い出補正や記憶の美化がかかってなんともノスタルジックな風景になる事が多いそうだ。 じゃあ自分にとっての原風景は何なんだというと、やっぱり生まれた土地なんじゃないかなと思う。 千葉県の、鎌ケ谷市というところで生まれた俺は特に何か特別な星の下に生まれたわけでもなく情緒の安定した家庭環境ですくすくと育っていった。 幼稚園では爪痕も残さず、あっという間に小学生になり、なんだか一気に世界が広がったような感覚を覚

          忘れかけの原風景を想起してみたとして

          文をしたためることに

          時に自分のことをどうしょうもなく誰かに話したい事があるような気がする。 もしくはこれまでの人生がどんなだったか、どうやってこんな性格、人格になっていったんだよといった話をしたくなるようなことも。 この間29歳(昔ほど自動的に痩せなくなってきてちょっと憂鬱な毎日)になってから俺のアイデンティティがもうちょっとアイデンティティをアウトプットしろとうるさいような気がして、じゃあちょっと自分のことを文章に起こしてみてインターネットのお前たちにちょっと面白おかしく読んでもらえた

          文をしたためることに