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畑の水やりは力業に限る?(1)新しい畑にて水を見ず

ぬくみねっと トモです。

砂漠のようだ

畑を借りて正月前後にタマネギを植えて、2023年の春のシーズンが迫ってきていました。
家庭菜園はゴールデンウィーク前後にいろんな苗が出てきますよね。
そして畑の活用が進むと、花や葉物、つる性作物に水をどんどん与える必要性が出てくるのもわかっていました。

ということで水の確保が急務だったのですが、借り物の土地に井戸は掘れない。さあ、どうしよう、と頭を悩ませていました。

そしてひねり出した初案は
〇小屋を建てて屋根~樋~水槽と水を集める

という感じでした。
2畳くらいの小屋を建て屋根をかければそこそこの水量を確保できる計算です。

しかし、先の畑を撤退するまで用いていた資材や農具類を格納することが当時の急務でした。
で、生地が強そうな南栄工業のサイクルハウス(テント倉庫)を購入して設置したところで、小屋を建てる動機とエネルギーとを失ってしまいました。

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まあこれは土地のオーナーさんには小屋を建てると話してはいるので、気が向いた時にもうちょっとまともなものを作ってみるのも面白そうではありますが。

こんなテント倉庫でしのいでます。

有りものでなんとか

で、水を貯めるための初手ですが、


農具入れ これは便利

前の畑でも使用していた農具入れ(塗装コンパネで箱を作りプラスチック波板の蓋兼屋根をかける)に樋をかけまして、試しに水を灌ぐと

じょろじょろじょろ

ホームセンターによく置いてある角型タライジャンボに雨水が集まるという寸法です。

これは、素直に頑張ってくれるし、水質もよいのですが、
〇農具入れの屋根面積がそれほどないので水を集める能力はそれほどない
〇調整不足で、逆側や後ろ側に漏れたり、そもそもタライと水の注がれる位置がずれていることも多かった
などで、当初はなかなか本気を出してくれませんでした。
今は調整して若干頑張ってくれいているようですが、頼りがいがないことは否めません。


次はお前の出番だ!

初手がいまいちでしたが、この土地をじわじわと整備しているうちに結構雨が降りまして、それでわかったのが、
〇雨が建てたテント倉庫あたりにたまってヌタヌタする!資材が濡れる(泣)
〇水の抜け場がない(泣)
ということでした。
どちらも深刻ではありますが、ひとまず水の活用を優先したいよね。
ということで、

ざくざく

テント近くに溝を掘り、そしてプラ舟と同じサイズの穴を掘る(非精密に)

すぽっ ぐらぐら

そしてプラ舟を埋めました。畑全体の水がこのあたりに集まることはわかっているので、これで畑の面積分の水を集められるかもしれない!
(もちろん小雨はそのまま土に浸みますが)

もちろんこれでは付近が完全に水たまりになって難儀するのは目に見えています。

単管資材たち!

近くのコメリで単管をいくつか買ってきました。昔の仕事で使った余りも使って節約をはかります。

何やら出来た!水もたまっている

そして単管で台を組み、200リットルのローリータンクを乗せて紐で固定しました。

昔取った杵柄

AMAZONで安い水中ポンプを買いまして、インバータと蓄電池に繋ぎます。たまたま溜まっていた雨水でくみ上げテストも成功しました!

風車キット用のバッテリボックスを持っていました

ソーラー充電器・インバータ・バッテリーはバッテリーボックス(RVBOXと同等のもの)に収めまして

ソーラーシステム完成!

小さなソーラー電源の完成です!

在りし日の姿

ということで集水・散水システムを仮稼働開始しました!
〇雨が降って水が溜まっている。水をくみにいくぞー!
⇒プラ舟にポンプを入れて、ソーラー電源で水をくみ上げます。常に泥水です。
〇晴れだ!水を撒こうかな。
⇒タンク下側のバルブを開いて、長いホースの先にある散水ヘッドから水を各所の作物に撒きます。

ということでしばらく運用したのですが、そのうちなにもかもが嫌になりました。
〇雨の日に水を汲みに行くのが面倒だぞ!
〇雨があがっていたとしても足元がとても悪いぞ・・
〇水まきホースが長すぎて水圧が全くでないぞ・・・
〇散水ヘッドが泥でつまるぞ・・・・
〇栄養がある水なので苔がホース内やタンクに繁茂するぞ(泣)

本当は、水位を検出して自動的に水をくみ上げ、そして水が十分に溜まった後は勝手に畑外に排水できるようなシステムを考えていたのですが、集まる水が全部泥水で、ホースから出る水も濁っており、そのうち大量の苔がまざってきたので心が折れてしまいました。

運用をやめて飾りとなった黄色い謎の櫓を目にするたびに敗北感をどれだけ感じたことでしょう。

そして失意のまま梅雨を迎えます。ほどほどに雨が降り散水の必要は薄れたのですが、何の排水対策もないままなので畑には雨水がたまりじゅくじゅくになっていったのでした。

(次回に続く)


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