本の記録 2024.04.16-04.30

今回、試験的に「大見出しのみ、目次なし」でお送りします。

買った本

・なぜ働いていると本が読めなくなるのか
なぜ働いていると本が読めなくなるのか気になったので買いました。
積読が増える。

・夜雨の声
前回巨大書店に行ったとき、店到着直前に在庫切れになり買えなかった本、今回は買えました!
「夜雨の声」というタイトルから「夜来風雨声」を想起しますが、何か関係があるのでしょうか。

・大阪
気になってはいたけどまだ手に取っていなかった本、サイン本が置いてあったのでついつい買ってしまいました。
著者のひとり、岸政彦さんのおうちには最近保護犬が来たらしく、ツイッター(現X)でたいへんかわいい様子が見られます。印税が回りまわってあのこのご飯代になると思ったら買っちゃったよね……。

・とにかくうちに帰ります
・嚙みあわない会話と、ある過去について

4月にブックオフに本をたくさん持ち込んだ時くじをたくさんもらって、それが全部50円引き券になったので、お店にあった文庫の中から気になるものを選んで買いました。
津村さんは『サキの忘れ物』がすごいよかったので。『噛みあわない~』は冒頭を何かで試し読みをして、それが面白かった気がするので(けっこう前のことなので内容はほぼ忘れてしまった)。両方読むの楽しみです。

・感傷ファンタスマゴリィ
みんな!!!空木春宵さんの第二短編集でたよ!!!!!

読んだ本

・星系出雲の兵站ー遠征ー(4,5)
3巻読み終わったとき、「あと2冊で終わるのか……?」と思っていましたが、終わりましたわ。未知の惑星を探索している場面がとても面白かったです。

・京都SFアンソロジー ここに浮かぶ景色
8編入った短編集。京都府が舞台です。
個人的には「クラーク・ワークス」と「第二回京都西陣エクストリーム軒先駐車大会」が好きでした。「第二回京都西陣エクストリーム軒先駐車大会」とかタイトルだけでおもろいの確定やん。
「クラーク・ワークス」は出てくるガジェットがとてもよかったです。

・ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく
作家の斜線堂有紀さんが紹介していて気になったので読みました。割とクラシック好きだし。
ベートーヴェンは耳を悪くして以降、他人と筆談で会話していて、筆談に使ったノートが残っているのですが、そのノートの内容が改ざんされていた……!っていうノンフィクションです。
面白かった~~。現代でもありそうじゃないですか。メールなどのスクショを偽造したりとか……それによって特定の人物の評価を上げたり下げたり……。
話はかわりますが斜線堂有紀さんは執筆速度がめちゃくちゃ早いのに加えて読書速度もめちゃくちゃ早く、紹介している本はほぼ全部面白そうなので以下の記事はおすすめです。
>>>斜線堂有紀のオールナイト読書日記

・ひみつのしつもん
ちょっとずつちょっとずつ読んでいてこの度読み終わりました。
日々、ほんの少しの隙間時間に用もないのについついスマホを見てしまい、そのせいで憂鬱になったりするので、家のいろんなところに本を置いてあるんですよ。スマホより本が物理的に近くにあれば本のほうに手が伸びるのではと思って。
この本はもともと隙間時間になってによさそうだなと思って買ったのですが、本当にちょうどよかった。少しずつ読むのがとても楽しかったです。
次は『百年と一日』を置きました。

・テスカトリポカ
図書館に借りた本を返しに行って、「次は家の積読を崩すぞ~」と思いながら館内を歩いていたら目があってしまったんですよ、あの分厚い背表紙と……そして気づいたら借りて帰っていた……。
暴力の密度が高すぎてやばかったです。直木賞の選考で「これに賞をあげていいのか…?」みたいな激論がかわされたと何かで読んだのですが、気持ちはわからんでもない。人間の悪いところ全部盛りだよ。
内容とはあまり関係ないのですが、私はスマホゲームのFGOをやっていて、テスカトリポカやトラロックがしゃべっていることがちゃんと聞き取れず、「なんて言ってるんだろう…?」と思っていたことが文字で読めてよかったです。トラロックが「天ぷらまいおーる」って言ってるのなんなんだろうって、ずっと思ってたんだよね。

・地球の中心までトンネルを掘る
文庫版の発売日に買ったのに積んでたやつ、読みました。
ちょっと不思議なことが起こる日常の話で面白かった。この本の後ろの広告に私が大好きな『こうしてイギリスから熊がいなくなりました』が載ってるのと、文庫版には津村記久子さんのエッセイが載っているのが読もうと思った決め手でした。読んでよかったです。
全編通して若者は全員ドラッグをやってるし、パートナーがいない人間は一人前ではないっていう空気をひしひしと感じで、なんていうかこう、私が住んでいるところとは違う大変さがあるなと思いました。

・言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか
新書大賞に選ばれました!と帯に書いてあったので「きっとたくさんの人が読んだんだろう、専門知識がなくても読めるんだろう」と思って読み始めたら、思ってたより専門的だった!そしてとても面白かった!!
オノマトペについて考えていると、自然と言語全体について考えることになる……オノマトペ、深い……。
これを読んで面白かった~と感じた人に、私からは『アレックスと私』をおすすめしたいです。

・なぜ働いていると本が読めなくなるのか
労働時間が長いのはねぇ、本当によくないと思う。まずは1日6時間労働にして完全週休3日制にしよう、そうしよう。
ついでに個人的な考えを書いておくと、書籍全体の売上が落ちているのは、現代日本に住んでいる人の住居が狭くなったからだと思う。人口が東京に集中してるのと、単身世帯が増えたので、住居面積の平均というか、最頻値はかなり狭くなってるんじゃないかなぁ。
買っても置く場所ないんだから、本……というか、洋服も家具もその他もろもろも買えないですよ……。

その他

パソコンが新しくなりました。

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