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『コーヒーの自動販売機』についてのお話

バルセロナあるある話

 今日のバルセロナは天気が良い。
 昨日は若干の曇り空とにわか雨が降ってきたけれど、今日は朝から快晴。
気分も上がる。
 こんな日は自転車でどこかへ遊びに行きたくなるけれど、わたしはバルセ ロナの公共交通機関が好きだ。
 特に、地域を巡回するミニバス。
 天気の良い日に最寄りのバス停から乗車してのんびりと一周、ぼーっと車窓を眺めるのが好きだ。
 バスの運転手さんからしたら変なアジア人としか思われていないだろうけれど。


 次点はメトロ。(metro 地下鉄)
 利便性というよりは、『なんか面白い』から。

 面白要素の一つが、『自動販売機』だ。
 バルセロナの街中に自動販売機はほとんどない。
※あの缶ジュースが手軽に買える自動販売機っていうやつは、日本が発明した文明の利器ではないだろうか。

 代わりに、メトロのホームや病院などにはジュースやお菓子が買えるキオスクみたいな自動販売機がある。
 それと、日本の高速道路のサービスエリアなどでよく見かける、カップ入りで販売してくれる飲み物の自動販売機。
 ただしほぼコーヒー専門。

 硬貨を投入して飲みたい商品のボタンを押すと、プラスチックのミニカップが出てくる。次に砂糖と短いマドラーが投入されて、お湯とコーヒーとミルクが注がれる。
※最近は、プラスチックカップから紙のコップに移行している自販機が多い。マドラーも一緒に出てくるタイプではない場合がある。


 ここで、個人的に大好きなバルセロナのコーヒー自動販売機あるあるを紹介する。

1、お金を入れても反応しない

 これは単純に自動販売機が故障しています。
 その場合、入金した硬貨は返金操作を行いまくっても戻ってこない可能性が99パーセントです。
 わたしもよく遭遇しました。
※最近はクレジットカード決済が可能な自動販売機も増えています。
そのため一見支払いできたかなと思っても、最後に『Error de venta』(※販売できません)の表記がされて、カード支払いがキャンセルされました、と言われる。
 期待させやがって、と思わないでもない。

2.カップが出てこない

 取り出し口に、マイカップを設置しろということでしょうか。
 マイカップブームの流れはこんなところまで普及していたのですね。
 この場合、お金を支払ったにもかかわらず、コーヒーだけがむなしく流れ落ちていく様子を観察できます。
 貴重な経験ですね。

3.コーヒーが切れている

 カップがでてきたことを確認しても、そこで安心はできません。
 なんとお湯しかでてきません。
 コーヒー自体が品切れ状態なのでしょうか。
砂糖入りの甘いお湯が、提供されます。

次点
 マドラーが入っていないもしくは、埋もれている。
 プラスチックカップで販売されている自動販売機時代にはしばしばそうぐうしました。
 上がコーヒー下はお砂糖、の二重構造です。
 飲むにつれて甘さが激烈になります。

 一例ではありますが、これらの自販機詐欺ともいえる洗礼は、バルセロナではよくあることです。
 バルセロナあるあるです。
 今日の運試しのくじ引き、みたいなものですね。自然に慣れてしまいます。
 それに、コーヒーが飲みたければどこにでもあるカフェテリアで買えばいいのです。
 ですが、わたしはたまーに自動販売機の甘ったるーい、美味しいのか美味しくないのかよくわからないコーヒーが飲みたくなったりします。
 日本にいた時、時々無性に『マックスコーヒー練乳入り』が飲みたくなることって、ありませんか?
 きっと、あんな感覚なのでしょう。

※ちなみにバルセロナで缶入りコーヒーは見たことがありません。


余談

1,エスカレーターがよく止まっている。
 メトロのエスカレータはよく止まります。
 エレベータはそんなことないのですが、スペインで有名なデパートのエスカレータが止まっている瞬間にも立ち会いました。


2,出口から入り放題
 モラルの問題ですね。 ちなみに窓口もよく閉まっています。 見張りは監視カメラにお任せです。 ハイテクですね。



3,キオスクみたいな自動販売機が設置してある。
 飲み物食べ物だけでなく、モバイル機器なんかも購入可能です。
さすが観光大国ですね。
※日本でも見かけたような気がしないでもないでもないですね。



今回は、バルセロナあるある、『コーヒーの自動販売機』についてのお話でした。
バルセロナにお越しの際はぜひ一度、コーヒー自動販売機運試しに挑戦してみてください。
わたしは大好きです、バルセロナのコーヒー自動販売機が。






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