ワイとF-ZERO

スマブラSPにて、筋肉モリモリマッチョマンの変態野郎にボコボコにやられすぎてすっかりキャプテン・ファルコンを見るだけで「ギギギ」ってなるようになってしまった。ワイのゼルダに腹パン(前投げ)したり床に叩きつけ(下投げ)たり蹴り飛ばしたり(蹴り技多数)とDV彼氏みたいなことしやがって、こっちは女の子やぞ! お姫様やぞ! もっと手加減しろ!
と、そういう日ごろの恨みは抜きにして、もともとF-ZEROもキャプテン・ファルコンも好きなんだわな。なのでF-ZEROの思い出についてつらつらと書いていく。

ワイがF-ZEROと初めてであったのは小学校低学年ぐらいの時。その時から既にゲーム好きのオタクボーイとなっていたワイは発売されたばかりのスーパーファミコンを手に入れた。一緒に購入されてたのはスーパーマリオワールドとF-ZERO。ワールドのほうは小学生のワイには難しすぎたからかあんまり遊ばなかったが、F-ZEROはもうなんかカートリッジの色が変色するぐらいやった。確か説明書にはアメコミ風のマンガも掲載されてたと思う。
パッケージもさることながら、ゲームの中身も衝撃的だった。プレイヤーが選べるのは4つのマシンはどれも格好良かったが、その中でもダントツで格好良かったのがブルーファルコンだった。スマブラSPでも轢き殺しにくるお馴染みのあのマシンは今のデザインとは違って、SFCのやつはキャノピーは丸みを帯びていて先端部分も尖ってなかった。それ以外はだいたい同じ。ガキのワイは迷わずブルーファルコンを選んだのを覚えている。でも実はあのマシンがブルーファルコンって名前なのを知ったのは最近だったりする。
ちなみに、F-ZEROはレースゲームなのだが、どういうわけかどのドライバーも別の職業を持っている。キャプテン・ファルコンは実は腕利きの賞金稼ぎ(帯銃してるのはそれが理由)なのだ。ゲーム内で加速が最も弱いが最速のマシン・ファイアスティングレイのドライバーであるサムライ・ゴローにいたっては盗賊だか海賊だった気がする。非常に物騒な設定だ。今思うと任天堂らしからぬ設定だったような気がする。
なお、サムライ・ゴローはアシストフィギュアとしてスマブラSPに参戦している。日本刀を振り回しながら突っ込んでくるのが非常に厄介なアシストフィギュアだが声が大塚明夫なので許す。他のドライバーがスピリッツなのに対してゴローだけアシストフィギュアになったのはアニメとかでも活躍する場面が多かったからだろうか。

ゲームの話に戻ろう。
F-ZEROの思い出は山ほどあるのだが、その中でも特に印象に残っているのがタイトル画面で放置してると始まるデモ走行だ。ゲーム内には3つのレース難易度といくつかのコースがあるが、どの難易度でもステージ1は「MUTE CITY」になる(難易度ごとに差異あり)。ということは「MUTE CITY」こそF-ZEROの看板コースだと感じ取ったのだが、カートリッジを起動して出てくるF-ZEROのロゴの背景に写ってるのは「PORT TOWN」なのだ。デモ走行ではこの「PORT TOWN」のロングコースが使われているのだが、このコースがなかなかに難しい。今でもたまに遊ぶことがあるが、ここと「DEATH WIND」ロングコースは無傷で終えられる自信はない。「技術を要するコースだからこれ見て頑張ってね♪」という理由で選ばれたのか、それとも別に理由があったのか──。今でも選ばれた理由が気になってたりする。

そうそう、F-ZEROは音楽も良い。スマブラの影響もあってF-ZEROっつーかキャプテン・ファルコンといえば「BIG BLUE」(SFCでは最も難易度の低いレースのステージ2のみに使われてる曲)を思い浮かべるだろうが、実はどの曲もすごく格好いい。スマブラSPにはありがたいことにSFCの全ステージ曲が収録されているので是非とも聞いていただきたい。思い出補正もはいっているのだけれど、「DEATH WIND」とか「SILENCE」、「PORT TOWN」「WHITE LAND」「FIRE FIELD」がお勧め、って全部やんけ。
もう一つ、Switchオンラインに加入していれば遊べるSFCのゲームの中にF-ZEROがあるのでそちらを是非遊んでいただきたい。キャプテン・ファルコンの原点となる作品なのだからCF使いならやっておいて損はないはずだ。スマブラとは全く無縁なゲームだしやったところであんまり影響はないけれども、CF愛は強くなると思うので是非どーぞ。

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