人生諦めるべき年齢なのに美少女イラストに挑戦するという無謀な試みについて

高齢化が進んだ今のご時世、明らかに中高年で若くないのに「まだまだ若い」なんて言われることが多々ある今日この頃。

まだ大丈夫だと余裕こいて「子供部屋お兄さん」を続けていたら取り返しのつかない年齢になり「子供部屋おやじ」と化していた僕。一応名ばかりの定職には就いているが、子供部屋ライフが終わると同時に飢餓するレベルの収入しか無い。もはや正社員になれば生涯年収2億円なんて遠い昔の思い出話さ。

さて社会的に人生ツムツムな僕だが、厄介なことに以下の問題を抱えている事により一層人生がHARD MODEになってしまっている。

1.致命的な程記憶力が無い
小学生の頃から暗記系の能力が低く、中学生になっても小学校中学年程度の漢字しか書けなかった。
PC、スマホ等のデバイスの発達により、漢字書けない問題からは開放されたのだが、記憶力の低下がここ一年で顕著になってきた。おそらく原因はストレスだろう。現状がどれくらいやばいかというと、何か目的があって自室からリビングに行き、目的を忘れる。そして自室に戻って数分後に思い出しまたリビングに行きを何回も繰り返すというレベル。もうこれ、ボケ老人じゃん。
他にもあるぞ。イラストの練習で模写をしていて、食事休憩を挟んで机に戻ってきた時に、さっきまでなんの絵を模写していたのかわからなくなり、画像フォルダを小一時間探し回るなんてことがあった。
なんか内蔵電池が完全に死んでいて、一瞬電源落としただけでセーブデータ消えるゲームカセット並の記憶力だな。

2.マルチタスクが全くと言っていいほどできない
今時、1万円台で売ってる中華スマホですら8コアのCPUを搭載しているというのに、僕の頭はシングルコアという有様だ。
医者からの診断こそ受けたことはないものの、先天的に何か抱えているのかもしれない。
一つマルチタスク能力の欠如が仇となったエピソードを紹介しよう。車の運転でバックしながら駐車するというシチュエーションは避けて通れないのだが、僕がバック駐車を試みると50%の確立で車体をヒットさせる。いやこれ、冗談じゃなくて実際の数字ですよ。バック中は後方の確認と、前方の確認を同時に行い、適切なステアリング・スロットル裁きをするというマルチタスクな動きが求められる。そう、マルチタスクが苦手な僕がやると、どこかしらのタスクが疎かになり、車をヒットさせてしまうのだ。
幸いにも人身事故を起こしたことは無く、自分の運転の危うさを認識した段階で免許はゴールドペーパーな身分証として保有することを決意した。
いいのさ。元々責任という言葉が大嫌いな僕は走る凶器を扱うべきではないし、今の時代は責任なんて他人になすりつければ良いのさ(要するに必要なときだけタクシーを呼ぶという生活スタイルにした)

3.集中力なさすぎ問題
その日の精神状態にもよるが、調子が悪い時はどんなに頑張っても90秒しか集中力が続かない。人間の集中力の限界が90分という説を元に大学の授業は90分というコマ割が一般的という話を聞いたことがあるのだが、僕の場合はその1/60しか継続できない。
仕事中も90秒間PCと向かい合い、10分間スマホいじりの小休止をして、もう一度PCと向かい合うなんて事が日常茶飯事だ。そりゃあなた、いい歳して低収入なのも頷けますわ。
逆に自分が好きなことに対しては60分くらいなら時間を忘れて取り組むことができる。
みなさんお気づきかと思いますが、これも先天的な類のやつですね。

社会的にツムツムなのはさておき、上記3つの問題は絵描きとしては大きなハンディキャップになりそうだ。

1番はとにかく、2番と3番は裏を返せば武器になると思われたそこのあなた。残念。実際にイラストの練習をしてみて僕は残念な現実に気づいてしまった……

・シングルタスクの能力は特段高くなかった
・どうにもイラストというのは心の底から自分が好きなジャンルではないらしく、集中力が続かない。

う〜ん、これは絵描き目指す人間としてツンでおりますな。優しい言葉で行き詰まった初学者を留まらせ、ひと儲けしようと企んでいる人たちですら「君には向いてないから諦めなさい」と言わせる事ができるレベルではないだろうか。

だがし菓子、絶望的な状況の中で今日も今日とてイラストの練習に時間を費やす男がいた。そう僕のことである。

なぜ、そこまでしてイラストに挑戦しているのかはまた別の機会に紹介したいと思う。

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