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第89話「なぜ人は変われないのか?」

この記事は、大貫智也のサラリーマン時代の話であり、影響を受けた本の内容から考えるシリーズである。

前回の話はこちら↓↓

https://note.com/nukki_0228/n/n5e0a087672e2

第1話はこちら↓↓

https://note.com/nukki_0228/n/n53efcebbdc9d



・主観的な世界に生きている

・問題は、あなたがどうであるか


青年

「人は誰しも、変わりたいと願っているものです。


わたしだってそうですし、


道ゆく誰に聞いても同じ答えが返ってくるでしょう。


しかし、どうしてみんなが『変わりたい』と


思っているのでしょうか?


答えはひとつ、みんなが変われずにいるからです。


人は変わりたくても変われない。


だからこそ、変えれることを説く新興宗教や



怪しげな自己啓発セミナーにだまされる人が後を絶たない。


違いますか?」


哲人

「では、逆に聞きましょう。


あなたはなぜ、そうも頑なに人は変われないと


主張されるのです?」


青年

「なぜって、わたしの友人に、


もう何年も自室にこもりっきりになっている男がいます。


彼は外に出たいと願っているし、


できることなら仕事を持ちたいとも思っている。


しかし、彼は部屋の外に出るのが怖ろしい。


一歩でも外に出ると動悸が始まり、


手足が震える。


一種の神経症なのでしょう。


変わりたくても、変われないのです。


哲人

「ご友人の『過去』に、トラウマなり何なりの『原因』


となる出来事があった。その結果、彼は外に出られなくなったのだ。


そうおっしゃるわけですね。」


青年

「もちろんですとも」


哲人

「では、外に出れなくなった原因が幼い頃の家庭環境にあったとしましょう。


両親から虐待を受けて育ち、愛情を知らないまま大人になっていった。


だから、他者と交わるのが怖いし、外に出られないのだ、

とありえる話ですね?」


青年

「大いにありえる話です。


ひどいトラウマになるでしょう。」


哲人

「そして、


あなたは『あらゆる結果の前に、原因がある』と


おっしゃる。


要するに


現在のわたし(結果)は、過去の出来事(原因)によって


規定されるのだ、と。」



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僕は、


人は、自分は、変わらないと思っている人は


ずっと変われないと思う。


逆に、


人は、自分は、変われると思っている人は


いつからでも変われると思う。


その差は何か?


単純に、


「できない自分」を認められるかどうか


ここなのかと感じた。









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