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人生を変えてくれた人から学んだこと「第58話:伝える能力」

目を通していただき、ありがとうございます。
こちらでは、大貫智也の人生を変えてくれた人「大久保寛司さん」から学んだことを発信していきます。

現在は、「伊那食品工業」さんについて書いています。

読んでいただいた方にとって、生きていく上で少しでも役立てればと思っています。参考になりましたら、「いいね!」をもらえるとモチベーションになります。

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社員旅行に出かけたときに、当社の社員がバスのなかにピーナッツ一つ落とさないので、バスガイドさんから「これだけ騒いで、これだけバスをきれいに使う団体さんはほかにいない」と褒められる、といったことも同様です。

褒められたことを、全員が知ることが大切だと思います。

こうしたことの積み重ねが、社員自身のなかに誇りを育てていきます。

社員一人ひとりの日々の言動が向上し、洗練されていくと、幸福感が高まり、やがて結果的に業績にも反映されていくように思います。


私は、経営とは「知らしめること」であると思います。

当社では何やろう、何かをやめようと決めると、なぜか比較的よく社員に伝わって、実行に移されているような気がします。

経営者は、話し上手、伝え上手でなければなりません。

伝えることが上手くないと、経営はうまくいきません。

経営とは伝えることであると言ってもよいでしょう。
どんなに高い志も、話が下手では伝わりません。

古今東西、人間は、伝えることにどれほどのエネルギーを費やしてきたことでしょう。

会社として、お客さまに向けては、多大な費用と労力を使って伝えていますが、それと比較して会社の内部に伝えることに重きをおいている経営者は少ないのではないでしょうか。


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