マガジンのカバー画像

短歌史

8
書いた記事のうち、短歌史に関連するものを集めました。
運営しているクリエイター

記事一覧

北海学園大学短歌会機関誌『花と硝烟』創刊号掲載評論の感想

しばらく前に田中綾先生から『花と硝烟』創刊号(2024)を送っていただきました。月のコラムを…

髙良真実
2か月前
10

プロレタリア短歌に関する勉強会資料

某所で勉強会やりましたので資料をアップロードしておきます。ヘッダー画像は資料内の図です。…

髙良真実
2か月前
17

イカの短歌

おはようございます。休みの日だというのに、どういうわけか早起きしてイカの歌を探していた。…

髙良真実
4か月前
22

けものの短歌

『ねむらない樹』vol.11誌上で発表された第6回笹井宏之賞の結果を読みました。傾向変わりまし…

髙良真実
4か月前
30

定型モダニズムの動きと前川佐美雄に関する図

ずっと前川佐美雄の『白鳳』(1941)について何か書きたいと思っているのですが、締切りを守る…

髙良真実
5か月前
3

資料あつめのリンク集(短歌史のためのtips)

 昔の短歌雑誌をめくるのが好きで、日がな文学館とかに篭ってよく読んでいます。同じ趣味の人…

髙良真実
5か月前
54

固有時制御;齋藤茂吉

2023年8月18日にTwitterでつらつら書いたことをまとめておきます。  この歌はぱっと見地味ですが、時間操作系の魔術なんですよ。来た、居た、去ったが一文に圧縮されていて、一首の時間が加速するんです。そして「~にけるかも」で、トップギアの詠嘆が駆け抜けます。ね。詠嘆には、感情を強調するだけでなく、瞬間を強調する機能もあります。  Fate/ Zeroに衛宮切嗣って登場人物がいますよね。茂吉の時間操作は切嗣の固有時制御に似ています。切嗣が加速と停滞ならば、茂吉は加速と

はじめての近現代短歌史(わせたん勉強会2022年3月実施)

こんにちは。髙良真実です。 この資料は早稲田短歌会を抜ける直前(もっとも、卒業式の3日後)…

髙良真実
1年前
54