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偉人に学ぶ、自らを高める方法①


仕組みは極限まで簡略化する

AmazonのCEOであるジェフ・ベゾスは、今まで長者番付1位の座を保ち続けたビル・ゲイツを陥落させ、1位に躍り出た億万長者だ。
言わずと知れた馴染みのあるamazon通販サイトを運営してる会社のCEOだが、通販サイト運営において一番ネックになるのは顧客の声が直接届きづらいことだ。
一度嫌なイメージを持ってしまった客は二度と利用することがなくなることもある。
ベゾスはそこで、顧客の不満や要望をなるべく簡略化した形で受け取れるように自身のメールアドレスを世間に公表すると共に、内容に目を通し、改善が必要なクレーム内容に関しては、そのメールに「?」だけをつけて改善の担当部署に転送し、早急に解決できる仕組みを作り上げた。
ちなみにこの「?」マークのついたメールは数時間以内で解決をするよう社内で決められているため、社員間では「時限爆弾」と呼ばれているらしい。
既存の方法に囚われず、極限まで簡略化する事で、他にはないクオリティを生み出すことができる。



情報は直接手に入れる

現代を代表する映画ヒットメーカーであるスティーブン・スピルバーグは、まだ若い頃、大学の選考時に映画学科に進みたかったが成績が悪く入れなかった。
結局入学したのはカリフォルニア州立大学の英文学科だったが、理由は「学校の隣にユニバーサル・スタジオ(映画スタジオ)がある」からだった。
彼の情熱は凄まじく、スタジオ見学と称して会社の中の散策を繰り返した末に編集局長のチャック・シルバーズとバッタリ出会う。
そこでスピルバーグの映画への情熱は彼に伝わり、翌日も会社を訪問できるように通行証を発行してもらうに至った。
彼の執念がすごいのはそれだけでなく、映画作成時に何が必要なのか。どんな段取りで作成されてるのかなどより詳しく知るため、他の社員に怪しまれないように、周りの社員と同じように父の書類カバンを持って社員のフリをしてユニバーサル・スタジオに出入りするようになったことだ。
オチとしてそれから2年ほど経過した頃、正体がバレるわけだが、既に数人の取締役とコネクションを築いた後だった。
そのコネクションが後々映画制作をする際の協力関係に繋がったのはいうまでもない。
このことから学ぶべき教訓は「理論で学べないことは、行動で手に入れるしかない」と言うことである。



名言を壁に貼って毎日それを眺める

シリコンバレーで15社以上の会社を設立した起業家であるピーター・ディアマンディスは常に沢山の起業で意思決定を下さなくてはいけない立場であるため、それに役立つ名言をいつも壁に貼って眺める習慣を持っている。

「走れる時に歩くな」
「疑う時には考えろ」
「早く行動すればするほど時間は流れ、より長く生きられる」
「勝つことが出来ないならルールを変えてしまえ」
「良いニュースは注目されない。悪いニュースが売れる。我々の脳はいつも恐れの対象を探しているからだ」

例えば上記のような内容だ。
これらはディアマンディスのオリジナル名言だが、世界中の名言には深い知恵が凝縮されているから感銘を受けた言葉は壁に張り出して噛み締めてみるのが良いだろう。

本日はここまで

◎今日の呟き
スピルバーグの話は聞いたことがありました。
うまくいったのはアメリカのような奇策な風土のお陰なような気もしますね。
日本だったら全ての会社の規模が狭いし、知らない人間がいたらまずデスクがありませんから笑笑。
「名言を貼る」は私も昔やったことがあるのですが…あれ、全く見なくなるんですよね笑笑。
いつの間にか壁の模様の一部と化すので、会社で注意事項を唱和する様に毎日心の中で唱えるとかなら話は別でしょうけど。

ジェフ・ベゾスの「簡略化」が今回一番グッと来ましたね。
Amazonはいつもお世話になってるのもありますし、私がミニマリスト気味なのもグッと来た理由でしょう。

何でもそうですが、シンプルなのが1番早い。
人一人でできることなんて限度が知れているのにアレもコレもやろうとする。
1番重要な情報(顧客の要望)を一番会社のことを思ってる人間が、改善要、不要の判断だけを行い、後は専門家に任せる。

何か目指すべき明確な目標がある方は達成の為に「もっと省ける作業はないか?」と省みるのは良いかも知れませんね。

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