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信じて、決して諦めない。

※上記の本を参照



辞められなかったから成功した

スティーブ・ヤングは数々の偉大な業績を残して引退した、NFLサンフランシスコフォーティーナイナーズの伝説のクウォーターバック。
彼はこう言う
「子供をしっかりとしつけ、厳しく育てる。誰もがそういう親に恵まれる事を願ってやみません。」
彼は高校のチームでスター選手として活躍し、大学に進学したが、そこではスタメンに選ばれなかった。
嫌気が差し、家に帰ろうとしたが父から「辞めてもいいが、家には帰ってくるな。意気地なしを家に住まわせるわけにはいかない。」と言い放った。
頑張る以外の選択肢のなくなったスティーブは、誰よりも早く練習を始め、誰よりも遅くまで残り、死に物狂いで練習を続けたことで、大学4年生になった頃には全米で最も優秀なクウォーターバックに贈られるデイビー・オブライエン賞を受賞した。




能力があるんだから続けなさい

13歳の頃、スティーブは野球に打ち込んでいた。1年間ヒットが打てない時期が続いた時、父親からはこう言われた。
「辞めてはいけない。お前には能力があるんだからできるようになるまで練習するんだ。」
諦めるわけにはいかない。
父とスティーブは共に練習し、中学3年の頃には打率も上がってキャプテンを務めるほどになった。
「何度も辞めようと思った。だけど、怖くて父に言い出せなかった。なんて言われるか分かりきっていたからね。」





厳しくとも、精神面で誠心誠意支える

彼の両親は、スティーブが12歳の頃、ボーイスカウトの合宿に行くのを嫌がったとき、彼を批判せず、話を聞き出そうとした。

「誰かにいじめられているのか?」
「ううん」
「先生のことは好き?」
「先生のことは大好きだよ」
「じゃあ、どうして学校に行きたくないんだい?」
「わかんないよ。ただ学校に行きたくないんだ。」

そこで母のシェリーが教室の後ろで座っていることにした。
何週間もかかったが最終的には1人で学校へ行けるようになった。
あとでわかったことだが「分離不安」が原因だったようだ。
当時は母親は、そんな言葉は知らなかったらしいが、わからないことに対して自分の意見や考えを一方的に押し付けず、親身に寄り添ったことで解決できたのだ。


本日はここまで

◎本日の呟き
今回の章は子供の教育についてですね。
「厳しさ」を履き違えてしまうと、モラハラになる気がします。
そのあたりの塩梅次第で子供の心根が決まるような気がします。
よく、子供の頃、「○○ちゃん!○○しないとだめだよ!」「え?なんで?」「うちのお母さんが言ってたから!」というやりとりがあったのを覚えています。
子供は何をするにも親のすねをかじらないと何もできない為、成人するまでは、どうしても親の影響を受けます。親から逃げれても生活基盤がないから生きていけません。
その中で親は子供にいくらでも物事の判断や考え方の強要ができます。
親の在り方は重要です。
今回の「誠心誠意サポートする」という部分ですが、これができる親がどれだけいるでしょう。
努力してる方は沢山いるかもしれませんが、コロナも蔓延してるこのご時世、日々ストレスだらけで、常に子供に対して同じ態度が取れるとは思えません。
家族のバックグラウンドが見えない中で、公共の場で子供を叱責しようものならSNSに晒されたりする始末…SNSが普及しだして相手の気持ちを気遣う人間らしさが(私も含めて)昭和の頃に比べると薄くなって気がします。
子育てされてる方、本当にご苦労様です。
私は思うに、子供にやりぬく力を身につけて逞しく生きて行ってもらうためにはまず以下の点が必要な気がします。

①親のストレス発散ができる環境づくり
②夫婦の安定したコミュニケーション
③「厳しく育てる」を履き違えず子供に寄り添うサポート

子供が泣き言を言うたびに殴る蹴る&「とにかく負けるな!がんばれ!」というのは昭和の父親像ですので、絶対に辞めた方がいいですね笑。
こうなると厳しさというより暴力でしかありませんので絶対にやめましょう。

本当に子供が困っているときには、今までの自分が乗り越えてきた対抗策をテンプレ形式で当てはめて「なんで我慢できないんだ」「俺が子供の時は〜」なんて言わずに、とにかく寄り添ってみる。わかろうとする姿勢が大事なんではないかと思いました。

何だか以前noteに上げた記事のことも思い出しました。
アサーティブな親が理想です。良かったらぜひこちらもご覧ください。




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