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影響を及ぼしてくる相手のテクニックを知り自分を守る


■客観性を見失うと、私利私欲が聞き手に漏れ伝わってしまう

相手に影響を与えたいと思うのなら常に自分の態度や状態を客観視できている必要がある。
自分が何を知っていて何を知らないのか理解する必要がある。
自分の限界を知っている人はその分思い込みに惑わされにくく、異なる意見に寛容で事実に基づいた判断を下せる。



群衆心理をコントロールする権力者のテクニックを見破る


テクニックを知ることで、自分だけは冷静に状況を見極め、群衆心理に惑わされることなく行動することができる。


■ラベリング

相手にレッテルを貼り、思う方向に行動を促していく心理テクニック。
「君は仕事ができるね!」「やる気が人一倍だね!」などと声をかけられた相手は期待に応えようと仕事に励み、いつの間にか誰もが認めるくらいに仕事ができる人になっていたりすることがある。
人は周りからラベルを貼られ褒められると喜びを感じ、行動を起こし、与えられたイメージを現実にしようと努力する。
ダークな使い方としては”あだ名”があげられる。
ひどいあだ名をつけられた本人は自分の意思とは関係なしに自分に対してネガティブなイメージを持ち本人の性格すらも変えてしまうことがある。

ラベリングが強力なのは、自分の記憶に残っていることが真実だと思い込むバイアスがあるから。
レッテルはその人を覚えるために記憶しやすい特徴的なものがつけられる。
それが記憶に残れば、すでに過去の印象であるはずなのに何度も思い返すことになるため周囲の人間はレッテルがこの先もずっと続く真実だと捉え始める。

反対に誰かの評判を落としたいのなら、ネガティブなレッテルを貼り付けるだけで一定の効果を得ることができる。
誰かにラベリングを仕掛けられた時には必ずその場で否定し反論して跳ね返そう。
たとえば「真面目でつまらないやつ」というレッテルを貼られた場合には「なるほど。あなたには私がそのように見えてるなら計算通りですね。仲間内では○○の明石家さんまという異名をつけられてるくらいにおしゃべりなんですが、時と場所を選ぶ必要がありますからね」などとユーモアで返せば良い。
気に食わない悪質なレッテルを貼られた場合には「私に面と向かって言えばいいのに。あの人は裏表のある人間なんですかね?」などと相手のイメージを操作するような反撃のレッテル付けをするのも良い。



■事実をねじ曲げる「ハイピング」


ハイピングとは「嘘をつく」こと。
一般の人が相手の嘘を見抜ける確率は54%と言われている。
それくらいに嘘は見抜けないもの。
プロパガンディストたちが使うハイピングが巧妙なのは「聞き手が聞きたいと願っている情報を事実の中に紛れ込ませている」ところだ。
良く使われる情報発信の仕方が「オミッション」という事実の一部を省略し、強調したい情報を際立たせる方法。
コロナ感染のニュースが非常にわかりやすい。
感染者の増加と危険性ばかり伝えているがその一方で回復した人数、無症状で済んだケースが多いことを省略している。
要するにメディアは視聴者の不安を煽るようなニュースを好んで流しているということ。
理由は明白で、人間はポイティブな情報よりもネガティブな情報にインパクトを受けるものだし、人は不安を感じるとそれがストレスとなりそれを晴らすための行動に出るから。
人々が行動を起こすのなら簡単に手の出しやすい「食欲」や「購買欲」につながり、結果経済は回る。




■嘘をついた相手が発している6つのサイン

・前置きが増える
・いつもより細かい内容を話す
・いつもより話が長くなる
・ポジティブな単語が増える
・曖昧な言葉遣いが増える
・一人称が少なくなる

真実の一部に嘘を混ぜられると見抜くのは困難。
相手のサインを見逃さず即決を避けるのが賢明だ。




(※超影響力/メンタリストDaiGo著 参照)

◎今日の呟き
私の職場の上司は、良く私に対して「さすがだね」「今日も期待してるよ」なんて軽口を叩かれます。(調子の良い人なんです。)
私は軽い冗談だと受け取っているんですが、それも効果があってのことなのか職場では0に近いくらいにストレスを感じずに仕事ができているのでラベリングの効果だとすると感謝しなくてはなりませんね。
ハイピングのテクニックは広告やニュース、YOUTUBERいたるところに採用されていますね。特にTVなんかを習慣的に見てしまっていると、あらゆるテクニックを使って視聴者を共感させ洗脳するように作られているので正直危ないと思います。
なんでもTVでいってることが正しいと思ってしまうと、他視点からの情報を受け取ろうともせず経済を回すために自分の命を削って社会に尽くすだけの歯車になってしまうでしょう。
まあ、経済を回してくれるのですから国の役に立っているという点で考えると立派だと思いますが…少なくとも私は操られたくありませんね。
私もTVをしばらく見なくなってから洗脳されてたことに気付きました。
今は自ら情報の取捨選択ができる時代ですので、メディアが伝える情報意外に信頼できる人が発信する情報も踏まえて、何が正しいのか自身で見極めて生きていく必要があると個人的には思っています。

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