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勝負脳を作る為に【完結】

※勝負脳の作り方(2002年/林 成之 著書)より
※前回の続き


人間はバランスをとって生きている
スポーツなどで結果を出す為に必要な能力が以下の3つ

・運動能力(ハード側)
・運動神経(ソフト側)
・運動知能(ソフト側)

運動知能=頭を使って運動能力と運動神経を高める知能のことでこれを鍛えることが、他2つ(運動能力、運動神経)の成長につながる。

これを育てるためには自ら学ぶ習慣をつけ、自分で難問を解決する性格と、常に向上する努力を惜しまない性格を作る必要がある。

前回までのnoteにあげた表現知能(体で体現するための知能)を高めるために関連した知能(言語知能、理論知能、計算知能、音感多能、運動知能、空間認知知能)を、それぞれバランスよく鍛える。


■運動能力(ハード側)を高める為に必要のある能力

・素早く動く可動運動
・緻密な運動をするための静止運動
・平衡を保つ平均運動


運動をする際は常に重力に抵抗する方向で機能している為、身体を支える足の裏の機能が重要。

早歩きやランニング、ストレッチなどで足の裏を常に力強く、かつ柔らかく動かせるようになることで剛柔の筋肉をバランス良く鍛える事ができる

バランスの偏った運動訓練を行うと脳がうまく使えなくなる。
人間の身体は臓器の位置、各神経が廻る場所などを見ても全体的にバランスが取れていることからもバランスよく鍛えることが有効。

この事実を世の中の出来事に対して偏った見方(主に差別や迫害をしてる人)をしている人達に知って欲しい。
同じように世の中も、男がいて女がいる。西があって東がある、聖が、あれば俗があり、富があれば貧をがあることを受け入れるようプログラムされていることを知って欲しい。
それだけで世の中で跡を絶たない悲しいニュースもずいぶん減るのではないだろうか。

これで完結。


◎今日の呟き
私が若い頃に読んだ本であり、その時に強くイメージに残っていたのは『すべての知能をバランス良く鍛える必要がある』というところだった。
室伏浩二さんをご存知だろうか。武井壮さんが勝てるイメージが沸かないと言っていた元オリンピックハンマー投げの選手だ。
まだ私の家にテレビがあった頃またまたドキュメンタリー番組でもしかしたらYOUTUBEにも残ってるかもしれないが、室伏広治さんのトレーニングこそ原始的で一見、投擲に関係ないと思われるような部位を鍛えてるように見えたが、素人目線ながらも今回挙げた3つの運動能力をバランスよく、かつストイックに鍛えていたように思える。
あと最後、著者が考えられた理論は非常に説得力があり勉強になったが、最後の結び(人間の身体の組織はバランスとってる=世の中もバランスがあるだけで一方的な差別はすべきでないという理論)はいささか無理があるのではないだろうか…
誤解してほしくないのは「差別はよい」という意味ではなく、言いたいことは関連性に乏しいというだけである。
「差別」は著者の言う通り良くないと思うし、世の中もバランスでできていると考えることにできる人間が増えれば幾分いらぬ争いも減らせると思う。

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