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「やり抜く力」で成果を出した偉人たち

※上記の本より抜粋


伝記作家たちは総じて、ダーウィンが人間離れした知能の持ち主だったとは言っていない。
確かに知能は高かったが、何事も瞬時に洞察を得るような鋭いタイプでは無く、コツコツとじっくり取り組むタイプだったようだ。
ある伝記作家はダーウィンのことを、こんなふうに描いている。
「ずっと答えが見つからない難問にぶつかり、普通の人ならとっくに諦めて、もう少し平易な問題に取り組むような場合でも、ダーウィンは諦めずに同じ問題をひたすら考え続けた。」


ペンシルバニア大学の心理学者、スコット・バリ・カウフマンは、子供の頃学習遅滞時だと思われていた。
実際にその通りで、特別学級に入れられていたのだが、そのような扱いを受け続けて14歳になった時、たまたまそこにいた支援学級の教師が、スコットをわきに呼んで「君はもっとよくできるはずなのに、どうしてこのクラスにいるの?」と彼に言った。
たったそれだけのことだが、そこがターニングポイントとなって、スコットはありとあらゆることに挑戦を始めた。その中で自分でも筋がいいと感じたのがチェロを使っての楽器演奏だった。とにかく「自分にもできるということを証明したい」その一心で、毎日8時間も9時間も猛練習を続けのちに最終的には音楽関連の賞を総なめするに至った。
チェロの実力を培っていくと同じように、勉強においても芽が出始め、どんどん力をつけていった。

子供の頃の知能指数を考えればどう考えても彼が人並み以上の学力を望むのは無理な話である。高校の心理学者にも「君は平均以下だ」と突きつけられたことがあったらしい。
だが彼はそこで、「じゃあどれくらい結果を出せば、能力の低さを挽回できますか?」と食い下がった。

その心理学者は「どうしてわからないだ」と言わんばかりに、道を諦めるように彼に諭したらしいが、スコットは諦めなかった。
生まれつきの知能がそこまで重要なのであれば「知能というものを研究してやる」という熱意を持って、カーネギーメロン大学の認知化学プログラムに願書を出す。そこで今度は「不合格」を突きつけられる。
それでもスコットは諦めなかった。
認知化学プログラム学科に入学できないのなら、とにかく学校に入ってしまえばいい。その考えで、同大学の芸術学校音楽学部の入試を受けて合格し入学する。大学に入った後に選択科目として心理学を履修し、音楽学部から心理学部に転部した。卒業時には「ファイ・ベータ・カッパ」(全米優等学生友愛会)の会員に選ばれたほど優秀な成績を残した。


才能自体は素晴らしいものだとしても、才能を測定するテストはどれも胡散臭い。才能に目を奪われてしまうと、同じかそれ以上に重要な「努力」に目がいかなくなる。


本日はここまで

◎今日の呟き
本書の触りの部分です。今日は仕事で疲れ切ってしまって全然読めませんでした。誰に何を言われても「これだ!」と思ったことに突き進む。売れてる芸人さんの下働き時代なんかのエピソードだとか、俳優さんも同様ですが成功する人は大体が「○○がダメなんだったらアレやってみよう!」とかって止まることを知らないエピソードが多いように思います。
閃きと同時にすぐ行動に移すような、そんな話ばかりですね。
やりたいことがある、やってみたいことがあるなら時間がもったいないからまっすぐぶつかるまで突き進む。
実際、失敗は遅らせても学びが遅くなるだけです。突っ込んで思いっきり失敗してそこから何か学びとる。
わかってても誰にでもできることではないからこそ、そう言った行動を起こせる人が価値を得るのでしょうね。

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