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根っこは同じかもしれない課題

バラバラに直接ご本人から見聞した内容が、もしかして根っこは同じかもしれないなーと、ふと思ったのでメモ

大学の理系教員をやっている友人から聞いた話

大学3年で研究ゼミに所属したあたりから、途端についていけなくなる学生が一定数いる。研究という答えのない分野への適応、順応ができず、かなり噛み砕いて懇切丁寧にサポートしないと、まずい状況になる。

ひきこもり支援をしている団体代表の方から聞いた話

(どうしてそうなるんでしょうか?との問いに)多くの場合において、いままで自分はどうしたいのか?自分は何を目指したいのか?どう社会と関わりたいのか?ということを一度も考えないまま、社会に出てしまった、ということが影響しているように思う。

ダイバーシティ、SDGs関連で活躍する方の話

そういう関連のセミナーや研修には、全く興味がないけれど会社から命じられて参加させられ、その場においても積極性のない中高年の方が、必ず一定数いる。

短期間に立て続けに聞いたこれらの話と、いままで社労士として様々に経験した事柄をもとに、なんだか全て

受動的に生きれてきてしまったがゆえに、能動的になれない。

という、共通の根っこのようなものを感じてしまいました。

たとえるなら、いつも高級ネコ缶を与えられてきた血統書つき飼い猫は、荒野で0からネズミを取れない。インディアンはナイフの危なさを子に伝えるため、わざと軽く傷つける。そうしないと警戒心がなく、あとで大怪我をしてしまうから。みたいな状況かも、です。

あと、付け加えるなら、だんだんとルーティンな仕事やヒューマンスキルにあまり関わらない仕事が減ってきていて、大手企業の経営者が

終身雇用は保障できない

と喧伝するようになってきて

もちろんわたしも含め、ほとんどの飼い猫はどうなってしまうのかな?

手のかかる個人がいたとして、両立支援やダイバーシティ等、インクルージョンとは逆方向に向かうのかな?

と、やや危惧もあります。

簡単には解決できないと、重々承知の上で、そう言う時代には、かなりヒューマンスキルと包容力の高い個人の訴求力がカギになるのでは、と思ったりします。ようは巻き込み力ある、良質な個人に、巻き込んでもらうのです。

大体において、いい会社と世間に言われる会社の経営者が、あてはまります。ちょっと脆弱な気もしますが、社会のセーフティーネットが確立されていない状況のなかでは、今のところそれくらいしか思いつかないのでした....

余談、ネコの話でこの物語が思い浮かびました

#社労士 #セーフティーネット




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