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2019.05.18 石北本線

雪解けのはげ山の風景はどこへやら、草木萌ゆる春を迎えた。写欲掻き立てられる新緑シーズンの到来である。いつになっても被写体の中心は石北線。この土日も飽きることなく旭川紋別道へハンドルを向けていた。

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2019.05.18 上越(信)〜奥白滝(信)
Nikon D7200 AF-S Nikkor 50mm f/1.8G

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2019.05.18 白滝駅
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

まずは北見峠随一のスポット高速俯瞰へ。アップダウンを3度繰り返すハードな行程を進むこと50分。お立ち台はだんだんと自然に返りかけ、構図はかなり制限されていた。標高も高いだけにまだ新緑にしても早かったようだ。とはいえ天気は文句なし。峠を下るオホーツク1号をいただいた。そのままダッシュで下山し、先程のオホーツクとは丸瀬布駅で離合した大雪2号を今度は白滝駅を見通せる場所から狙った。猶予は50分ほどなのでわりとギリギリである。ただ、こちらも枝の処理が難儀で構図の選択肢が少なかったものの、要衝かつ小駅をイメージした一枚と見られていれば成功である。


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2019.05.18 遠軽〜安国
Nikon D7200 AF-S Nikkor 50mm f/1.8G

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2019.05.18 遠軽駅
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

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2019.05.18 瀬戸瀬〜遠軽
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

昼を過ぎてから向かったのは遠軽町の景勝地「瞰望岩」の頂上。カントリーサインにも描かれる町のシンボルからは、直下の遠軽駅はもちろん、安国方・瀬戸瀬方いずれの線路も見渡すことができ、簡単な俯瞰スポットとなっている。午後帯の特急大雪は瀬戸瀬駅で離合するため、短い時間で上下両方の特急を抑えられるのだ。まずは旭川に向かう大雪4号を、国道沿いの橋で仕留め、そのまま遠軽駅の停車シーンも撮影。見送ってから、今度は網走行きの大雪1号を狙う。逆光かつ少しごちゃごちゃしながらも、思いの外車両が目立つ出来となってくれた。


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2019.05.18 緋牛内駅(1枚目)
2019.05.18 端野〜緋牛内(2枚目)
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

天気は夕方まで崩れず、見事な西日が北見盆地に降り注ぐ。当初狙った緋牛内の俯瞰は立ち入れる雰囲気ではなかったため、駅を踏切から撮影。朱く染まったキハの姿は殊更にかっこよく見える。本題のオホーツク4号も、なるだけ西日を浴びる場所はないかと考えて常呂川に三脚を据えた。期待通りの逆光、側面に反射するはずである。先行のキハで構図を整え、いざ本命!結果はご覧のとおりである。