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2021.10.30 函館本線①

道内の紅葉前線は順調に南下し、石北宗谷はもはや晩秋の様相。紅葉のピークは道南に移っていた。この日は土曜で仕事的には単休。それでいてこの上ない晴れ予報が出されていた。出撃を悩んでいると、友人から「紅葉は大沼がベスト」との入電。体力を省みることなく、午前2時半に札幌を出発。一路中山峠を越えた。

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2021.10.30 落部〜野田生
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2021.10.30 落部〜野田生
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2021.10.30 落部〜野田生
Nikon D7200 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

まず向かったのは落部。訪れるのは4年ぶりである。噴火湾から登る太陽が6時台の貨物にいい感じに反射する時期とあって、撮影地にはすでに先人の姿があった。とはいえ貨物のダイヤなんて遅延が当たり前。狙った時間に現れることはなく、来たのは続行のキハ40。ケツ撃ちの貨物、そして特急北斗であった。キハ40も貴重だし、北斗のステンレスも見事に輝くので文句はないのだが……。少し心残りな結果となった。仕上がりは文句なし、Vである。


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2021.10.30 落部〜野田生
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2021.10.30 落部〜野田生
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2021.10.30 落部〜野田生
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2021.10.30 落部〜野田生
Nikon D7200 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

今度は同じ落部でも順光で撮れる道路沿いに少しだけ移動。雲ひとつない青空は海にカメラを向ける最低条件である。こちらもキハ40をメインに撮り、続行の貨物も頂戴する。運がいいのか釜も赤スカート車。細かい違いではあるが、これもカッコいい。抜けの良さも確認できた。今度は紅葉を目当てにさらに南下しよう。ところで、この翌日は仕事である。


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2021.10.30 大沼駅
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2021.10.30 大沼駅
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2021.10.30 大沼駅
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

とりあえず向かったのは大沼駅のホーム端。バックには駒ケ岳、手前の線路はかつて貨物列車が脱線したまさにその現場である。光線はドンピシャ、列車も貨物から281系北斗まで次々と来るゴールデンタイム。同じような構図ばかりで遊び心はないが、駒ケ岳を入れないわけにもいくまい。秋のやさしい日差しの中、穏やかな気持ちで列車を待ってはシャッターを切った。


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2021.10.30 大沼駅
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2021.10.30 大沼駅
Nikon D7200 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

同じ大沼駅でのスナップ的な写真である。砂原支線の分岐駅とあって要衝感漂う駅構内が旅情を誘う。個人的には雰囲気が根室線の白糠駅に似ている気がする。逆光ではあるが、背景の山を入れてパシャリ。また、貨物列車も駒ケ岳を全部捨てて望遠で覗いてみると、背景の紅葉が良い感じ。へぼへぼの架線柱をあえて入れて、落部でも撮影した赤スカートの釜を望遠で切り取った。