2022.11.16 Dresden
この日はプラハからECで2時間、ドイツ南部の街・Bad schandauに向かった。狙いはキルニッツシュタール鉄道という山岳トラム。駅からフェリーに乗り継ぎ、歩いて近くの丘によじ登って撮影地を探す。しかしカメラを構えて現れたのは、トラムのマークを掲げたバス。理由はわからないが終日ウヤ&バス代行だった。事前にダイヤを取り寄せた時にはそんなこと言ってなかったのに……。大きく肩を落とし、次善の策としてドイツ・ブレスデンへと足を向けた。
相変わらずの曇り空。ドイツの街を歩くのは初めてな気がするが、ドレスデンはもともと東ドイツだからか共産的な雰囲気も感じる。トラムはほとんど新型に置き換わっているので適当に見流していると、一本裏に入ったところに目立つ旧型車を発見。察するに団臨のような雰囲気。調べるとゴータカーというらしい。何枚か撮らせてもらった。
少し歩くとドレスデン城などがある歴史地区的なエリアに入る。城の脇にもトラムは走っていて、教会など中世ヨーロッパっぽい建物と一緒に撮ることができる。ぽつぽつと雨も降り始めるし、張り切る車両でもないのだが、一応来た記念に何枚かシャッターを切ることにした。
城のちょっとした階段から線路を撮り下ろせる場所を見つけた。橋やら歴史的な建物やらとともに撮ることができそうだ。低床トラムの中でも色々と種類はありそうだが、その差にはあんまり興味がないのでとにかく来た車両を撮る。黄色い車体もブダペストっぽさを思い出して嫌いではない。
さて、肩に当たる雨がだんだん冷たくなってきた。そろそろ引き上げるとしよう。