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2017.07.31 只見線

前日に東京で予定があった。只見線の若松口は当時住んでいた仙台から行きやすかったものの、小出口は少し遠い。しかし東京からなら(比較的)行きやすい。ちょうど友人とも時間が合い、深夜0時に東京を出発。一路関越・17号を北上した。

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2017.07.31 上条〜入広瀬
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2017.07.31 魚沼田中〜越後須原
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

そもそも小出口をロケハンしたことすらなかった。午前5時くらいに沿線に着き、地図とにらめっこ。まずは入広瀬駅裏手の山を通る道に行ってみると、高さは稼げないものの抜けを発見。天気はよくないが始発の小出行を仕留める。
次いで小出側に戻っていると、さきほど撮った列車に追いついてしまった。せっかくなので国道沿いの駐車帯から線路を見下ろす場所から、もう一枚。編成は新潟色の2連と上々。悪くない滑り出しだ。


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2017.07.31 大白川〜只見
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2017.07.31 大白川〜只見
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

朝飯を食べ、田子倉の山に入った。天気は相変わらず薄曇り。まずは定番のトンネル抜けの鉄橋で只見行の列車を狙う。ダイヤも読みにくくいつ来るかがわからないので緊張を強いられる撮影地だと思う。そのまま国道沿いを歩き、田子倉駅跡のスノーシェッドをギリギリ抜ける場所に三脚を据える。木の隙間をうまいこと抜かして只見からの返しを待ちシャッターを切った。


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2017.07.31 大白川〜只見
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

山から大白川側に戻り、一旦昼休憩。また軽く山に向かって走り、オーバークロスから線路を見下ろす場所を見つけた。少し日も出てきたところでやってきた只見行の列車。よく見ると後ろの車両は只見線の特別塗装車。とりあえずここはうまく隠せたが、これの返しはどうごまかそうか。悩みながら撮影地を探し始めた。


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2017.07.31 藪神〜越後広瀬
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2017.07.31 藪神駅
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

出した答えは「諦める」こと。藪神駅脇の踏切まで戻り、正面から只見縁結びラッピングに勝負を挑む。正直かっこよくはないと思う。前の文字さえなければ、白線で描かれたデザインは嫌いではないんだけどな。通過後はそのまま三脚を反対側に向け、藪神駅を発車するキハを後追いで仕留めた。


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2017.07.31 入広瀬駅
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

すでに日は西に傾いている。まあ曇っているので実際にはただ暗くなってきただけだ。朝一度ロケハンした入広瀬駅に来てみると、あら意外と収まりが良い。小出から通学客を乗せて来たキハ。入広瀬駅はちょっとした集落になっていることもあり、多少の利用はあるようだ。小さな待合室とともに切り取った。


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2017.07.31 大白川駅
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2017.07.31 藪神駅
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

夜の帳が下りた。先ほど入広瀬駅で撮った列車を追いかけて大白川駅へ。駅近くの坂の上から構内が見渡せる。しかし三脚がヘボくなかなかバルブは難儀な状況に、結局発車の後追いで甘んじることになってしまった。再履修確定である。悔しさからまた列車を追いかけ、夕方も来た藪神駅で待ち構える。小出行の終列車。誰も乗り降りすることはなく、車掌の笛が寂しく響き渡った。


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2017.08.01 上越線 湯檜曽駅
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

只見線での撮影を終え、17号を南下してまっすぐ帰京……するはずもなく、寄り道したのは上越線の湯檜曽駅。深夜の貨物がトンネルを照らす姿を拝めるのでは?との打算である。涼しいホームで待つこと数十分、まったく時間通りに来ない貨物の登場とともに、トンネルはオレンジに輝いた。