田んぼをやりたいチャーさん

朝6:53。チャーさんが、まだすやすやと寝ている間に、書きたいこともよく分からないままただ綴ってみる。

今朝、眠っているような起きているような微妙な感覚の時に、猛烈に田んぼをやりたいという思いが湧いてきた。米を育てることはさておいて、とにかく泥まみれになって、チャーさんと遊んでいる様子が浮かんできたので、そのイメージを布団の中で目を瞑りながらただ味わっていた。そういえばチャーさんも以前、田んぼがやりたいと言っていた。何でと聞いたら、田んぼの生き物のため、と言うチャーさん。
チャーさんは小さい生き物好きで、虫とか魚とかに目がない。チャーさんが田んぼをやりたい理由は、田んぼの生き物をみたりさわったりしたいから。
今年はもうタイミングが過ぎたので、来年から田んぼをやろう。
ちなみにわたしは小さいころからそんなに虫に興味はなかった。バッタとあり、トンボぐらいしか捕まえた記憶がない。
チャーさんが無類の虫好きで、虫を見ては目を輝かせ、うっとりしながらかわいいと呟いたり、親友に話しかけるみたいに虫と会話している様子を見ていたら、何だか虫に親近感が湧いてきて、虫がかわいいと思うようになったし、色んな虫を触れるようになった。わたしは生き物より泥まみれになりたいというイメージから動く訳だけど、田んぼをやりたい共通願望としてはチャーさんと同じなので、早速明日、役場に行って田んぼを貸してくれないか土地探しに行ってみよう。

田んぼ以外にも、耕作放棄地を探して、そこに小屋を建てたい。その小屋が遊びの拠点。土地の横には水路があって、そこから水を無限にひける。その土地を遊び場にして、午後はチャーさんとチャーさんの友達とそこで一緒に遊べたらいいと思う。時に何かを作ったり、水を浴びたり、土まみれになって遊んだりできたら楽しいと思う。桑の実とか琵琶とか、実のなる木から実をとって、それをおやつにして食べられたらいいと思う。焚火をやって、みんなで焼き芋を焼きたい。その時の気分を即興でギターで弾き語って、そこにいるみんなとリズムにのれたらいいと思う。そうやって、楽しくて仕方がない空気をみんなで吸い込めたらいいなと思う。

午前はひたすら黙々と個人的に創作したい。そして放課後は、おもしろい奴らとそういう時間を過ごす日常を送りたい。

チャーさんは虫の気配がする季節になると、毎晩友蔵とコンビニを梯子するのが日課になる。毎年恒例のそれが、最近始まった。
コンビニの光を月の光と間違えて寄ってくる虫たちを捕まえにいく。
まだ4回ぐらいしか行ってないけど、一度目は蛾を捕まえて放し、二度目はクワガタの雄の死体を発見し、三度目でクワガタのメスを発見、四度目でクワガタの雄を捕まえてきた。付き人の友蔵といえば、チャーさんが徐々にお目当てのものをゲットする様子を見て、毎年驚いている。
ましてや、コンビニの定員さんまでもが、チャーさんのために虫取り網でクワガタやカブトムシを採って保管してくれる程に、チャーさんのムシトリを応援してくれるようにまでなった。
チャーさんが4歳ぐらいから始めて、7歳になる今になっても続けていること。こども園時代の周りのお母さんからは、野生児と呼ばれ、水たまりがあれば真っ先に濡れに行って泥だらけになって一人で遊んでいる。

そして幼いころから家では真っ裸。7歳になっても余裕で真っ裸。近所のおばあちゃんが家にやってきても玄関先まで真っ裸でお出迎えするチャーさん。意気揚々と真っ裸で気持ちよさそうに生きているチャーさんをみていると、なんだかいいなと思う。わたしもそんな風に真っ裸な雰囲気で生きられたらいいなと思う。

チャーさんが起きてきたので今日はここで終わりにします。






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